株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。
「日本の食糧安全保障を強化する自助・共助・公助(前半)」三橋貴明 AJER2024.7.2

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

「銀行預金は"キーボード"から生み出される…!?」財務省が勘違いしている2つのお金の生み出し方[三橋TV第886回]三橋貴明・菅沢こゆき


https://youtu.be/jyJPWOPBO9M

 7月14日、アメリカでトランプ・前大統領がペンシルベニア州での演説中に銃撃され、負傷するという大事件が起きました。


 トランプ大統領が、資料が映っているスクリーンを振り返った瞬間に銃撃され、右耳上部を負傷したものの、命は助かったという危機一髪の状況だったようです。


 危ういところで、アメリカの大統領候補が選挙戦の最中に射殺されるという悲劇を回避することができました。


 わたくしはアメリカ大統領選挙の有権者ではありませんので、選挙戦云々についてコメントする立場にはありませんが、第一次世界大戦のように「一発の銃弾」が歴史を変えてしまう事態ならなかったことについて、人類の一人として安堵しております。

トランプ氏 共和党大統領候補に 副大統領候補は39歳
 11月のアメリカ大統領選挙で政権奪還を目指す野党・共和党の全国党大会が開かれ、トランプ前大統領が党の大統領候補に正式に指名されました。また、トランプ氏は副大統領候補に上院議員のJ・D・バンス氏を選んだと発表しました。』

 バイデン大統領が立候補を辞退しない限り「バイデン 対 トランプ」の大統領選挙になりそうです。


 トランプ氏への銃撃事件を受け、バイデン大統領は、現在のアメリカで政治的対立が激化しているとして、
「そろそろ冷静になるべき時だ。我々は皆そうする責任がある」
 と、語りましたが、本当にその通りです。


 政治権力を左右する手法は、言論、投票、権威、金銭、暴力など、複数あります。


 特に、イギリス名誉革命以前は「暴力」で権力者が変わるのが「人類の日常」でした。暴力ではなく、言論・投票で権力者を変える方が「マシ」ということで、民主制という政体が続けられているわけです。(最も、世界を見渡すと、民主制を採用している国の方が少ないのが現実ですが)


 それにしても、なぜ、民主制のアメリカで「暴力」により政治を変えようとする動きが出ているのか。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(前編)」がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 で佐藤健志先生と議論していますが、
「自由民主主義」
 こそが、民主制、そして民主制の基盤たるナショナリズム(国民主義)を破壊しているのではないかという懸念を払拭できません。


 自由民主主義の根幹は、「言論(及び政治活動)の自由」です。言論の自由が暴走すると、特に移民増加等が原因で、国民意識を持たない人々が増え、民主制に対する信頼が崩壊し、当初は「議論」だったのが、互いに分かりあうことができず、罵倒、怒号、罵詈雑言のぶつけ合いを経て、やがて対立が暴力にエスカレートしていく


 イギリスのブレグジットの際にも見た光景です。


 解決策は、何なのでしょうか。もちろん、国民意識、国民同士の共同体意識を取り戻すしかない。


 7月4日のイギリス総選挙を受け、敗北したスーナク前首相は、敗北宣言の際に勝利したスターマー新首相に、
「公共心のあるまっとうな人で、尊敬している」
 と、語りました。


 選挙で負けても、「同じ国民なのだから」と、敗北を受け入れ、勝者を賞賛し、次は勝つために言論活動を展開する。これが民主制の基本ですが、はっきり言って迂遠です。


 迂遠であるからこそ、短絡的に人々は「暴力」に走ってしまう。それでは、ダメなのですよ。


 言論により、世論を変え、「自分が望む」政策を実現する。これが民主制ですが、短期間では無理ですし、長期間でも不可能かも知れません。


 それでも、暴力よりはいいでしょ。というのが、長年、共同体の権力について試行錯誤を続けた人類の(とりあえずの)結論なのですよ。


 綺麗ごとではなく、暴力より言論の方がマシなのです。
 

綺麗ごとではなく、暴力より言論の方がマシ」に、ご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!
本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。
◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。
㈱日本富民安全研究所のブログ絶望の先にはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。