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「日本はなぜ経済成長したのか(前半)」三橋貴明 AJER2024.6.4

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

「STOP!インボイス」阿部伸氏登場!7000人への実態調査で明らかになったインボイスの弊害 [三橋TV第872回]阿部伸・三橋貴明・saya


https://youtu.be/Ppqkcmit534

 欧州議会選挙が大変なことになっています。


 メディアが「極右!極右!」とレッテル張りし「ポピュリズム(大衆迎合主義)」と批判しまくる勢力が躍進。


 ドイツでは「AfD(ドイツのための選択肢)」が二位に躍進し、フランスに至っては「国民連合」が、マクロン大統領率いる与党連合に対し獲得議席で倍以上の差をつけて大勝。


 マクロン大統領は、国民連合の勝利を受け、急遽、6月末に総選挙を実施することを決定。

【欧州議会選挙】極右台頭の衝撃をフランスの専門家に聞く
◆極右勢力台頭の背景
 ヨーロッパ議会選挙の開票作業が進むにつれ、ヨーロッパの政治に衝撃が広がっています。発表によりますと、全体で言えば、これまでEUの政策を主に支えてきた中道右派や中道左派などの3大会派は過半数を維持する見通しです。その一方で、EUに懐疑的な右派や極右の政党が議席を増やす見通しになっているのです。
 ヨーロッパ議会選挙は、人口に応じて加盟各国に割り当てられた議席をめぐり国ごとに投票が行われますが、このうちフランスでは、出口調査の結果などから、移民の受け入れや、ウクライナ支援に否定的な極右政党が30%あまりと最も多くの票を獲得したと見られています。これは、マクロン大統領の与党連合のおよそ15%の倍以上です。(後略)』

 極右とレッテル貼りをされていますが、実際のところAfDにしても国民連合にしても、
「反・グローバリズム」
 であるに過ぎません。


 興味深いのは、AfDにせよ国民連合にせよ、比較的「若い世代」からの支持率が高まっている点です。
 

 ドイツでは、24歳以下の16%がAfDに投票。2019年と比べると、11%増えました。
 

 AfDのクラー議員は、TikTokを活用し、
「ドイツ人男性の3人に1人は彼女ができたことがない。自信を持て。自分が優しく弱い左派だと思い込むな」
 と左派政党への否定的なイメージを刷り込んだとのことです。


 何となく、分かりません? というか、日本の一部の野党にとって、参考になりません?

 

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特別コンテンツ「三橋貴明×宇山卓栄:日本人はどこから来たのか(前編)」がリリースになりました。
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 クラー議員は露骨ですが、いずれにせよEUが「カーボンニュートラル」「移民・難民の人道的受入」といった理念を掲げている状況で、自分たちの日々の生活に直結する雇用や物価の問題がないがしろにされていると考えているわけですね。特に、若い世代が。


 急遽、総選挙となったフランスでは、右派の共和党総裁が国民連合との選挙協力を発表し、衝撃が走っています。


 フランスの国際関係戦略研究所のジャンイブ・カミュ氏は、
「ヨーロッパの若者は良い生活をしていて、戦争もありません。しかし、毎日の生活費や雇用問題、年金問題、何よりも公共サービスの低下などに悩まされています。例えば、病院にかかる費用もどんどん高くなっているんです。こういった状況から、若者たちは、「グローバル化の時代において、自分たちは勝ち組になれていない」と感じています。」
 と、欧州で「極右レッテル」の政党が若い世代から支持を受けている理由を説明しています。


 まさに、日本と同じ状況に至っているわけです(実質賃金が下がり続ける日本の若者が良い生活をしているか否かは置いておいて)。


 日本においても、反・グローバリズム、反・緊縮財政の勢力が支持を伸ばす基盤はすでに整いつつある。恐らくは、この「現実が醸成した基盤」こそが、緊縮財政派・構造改革はの「関心領域」を破壊するのでしょう。
 

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