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「財務省はなぜ、プライマリーバランスの黒字化目標に拘るのか?」(前半)三橋貴明 AJER2024.1.30

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。

 

自民党の派閥解消は「首相独裁化」への道なのか? 民主制の基本を理解しよう [三橋TV第817回] 三橋貴明・saya


https://youtu.be/ymfgBpAvdVk

 昨日は岡山で講演だったのですが、行きは飛行機で岡山空港へ。帰りは大雪で欠航となってしまい、新幹線で帰ってきました。
 

 「大雪」などと書くと、雪国の皆様には鼻で笑われそうですが、10cmの積雪で「麻痺」してしまうのが首都圏なんですよ。現時点でも、首都高はほぼ全域通行止めになっています。
 

 それにしても、新幹線がなかった場合、昨日の帰京はかないませんでした。「バックアップルート」の重要性が分かります。
 

 そういえば、懇親会に参加された方が、先日、金沢から名古屋への鉄道(米原経由かな)がストップしてしまい、北陸新幹線で東京まで向かい、東海道新幹線に「乗り換え」たのことです。名古屋まで五時間半もかかり、しかも満員で大変だったとのことですが、バックアップルートがあるだけマシというものですよ。

関東甲信、高速道路で通行止め続く 雪の影響
 5日からの雪の影響で、関東甲信の高速道路は6日朝の時点で、首都高速道路や東名高速道路、中央自動車道、関越自動車道など広い範囲で通行止めが続いている。高速各社は通行止め解除に向け対応を急いでおり、一部区間は6日昼過ぎまでに解除する見通し。(後略)』
 

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 交通への影響はもちろんですが、昨日の関東甲信越の大雪は、自動車産業にもダメージを与えました。

 日産自動車は神奈川県や栃木県の工場稼働を取りやめ。
 ホンダも埼玉の工場の稼働を停止。
 日野自動車も、関東の四工場の稼働を停止。

 雪が降るだけで、交通や工場がストップする。これが、日本国なのですよ。

 もちろん、関東圏の雪はすぐに解けるため、遅くても明日には交通も工場も正常化するでしょう。(これ以上降雪が無ければ)

 それに対し、「動けない」「動かせない」状況が長期に渡る災害があります。すなわち、震災です。

 昨日の大雪では、西東京の一部が停電しましたが、これが「数百万世帯」に及ぶ。

 さらには、道路の破損や電柱倒壊で、自動車が通れなくなる。ロジスティックが崩壊する。工場を稼働させるどころか、
「今日を生き延びるための水や食料」
 を手に入れることが不可能になるのが、やがて首都圏や太平洋ベルト地帯に襲い掛かる大地震なのです。

 非常事態は起きうる。この当たり前の話を前提に、「想像力」を働かせ、事前に備えなければならない。

 事前に備えるとは、もちろん「カネ」を使うという話です。というか、カネを使わずに、いかにして「事前の備え」るというのでしょうか。

 つまりは、
「政府のムダな歳出を削る」(ムダの定義がよくわかりませんが)
「将来の災害のために、財政を健全化しなければならない」
 などと主張している連中は、国民に対し、
「事前の備えはしないので、いざというときは自己責任な」
 と、言っているのも同然なのですよ。
 

「政府は国民を守るためにカネを使えよ!」に、ご賛同下さる方は、

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