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「カーボンニュートラルがもたらす日本の危機(後編ー1)」(前半)三橋貴明 AJER2023.12.26

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。

 

限られた供給能力を震災復興と大阪万博で奪い合うのか? [三橋TV第810回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/iIl30VPui9U

 

 時事通信の世論調査で、自民党の支持率が1960年の調査開始以来の最低となる14.6%となりました。


 能登半島地震のような災害があった場合、通常は内閣支持率や与党支持率は上がるものですが(内閣支持率は18.6%と微増)、パーティ券キックバックの裏金問題が「自民党」に与えた影響は続いているということなのでしょう。

自民支持、過去最低の14.6% 内閣支持は微増18.6%―時事世論調査
 時事通信が12~15日に実施した1月の世論調査によると、自民党の政党支持率は前月比3.7ポイント減の14.6%となり、1960年6月の調査開始以降で、野党だった期間を除き最低を記録した。これまで最低だった2009年7月の麻生政権下の15.1%を下回った。岸田内閣の支持率は前月比1.5ポイント増の18.6%で、不支持率は同4.2ポイント減の54.0%。「分からない」は27.4%。(後略)』

 時事通信の世論調査は「対面調査」であり、この状況でなかなか「自民党支持」とは言いにくいため、前回の結果が「岩盤支持層」であり、もはや下がらないのでは? と、思っていましたが、実際には3,7%も下がりました。
 

 14.6%となると、麻生内閣時(09年7月)の15.1%を下回るわけで、改めて深刻な数値ではあります。
 

 もっとも、2009年と異なるのは、当時は「民主党」の支持率が自民党を上回っていたという点です。結果、政権交代に至った。
 

 今回の野党の数値を見ると、日本維新の会が3.8%(前月比0.6ポイント増)、立憲民主党が3.5%(同0.9ポイント減)と、自民党の匹敵する支持率の野党は存在しません。


 しかも、立憲民主党が0.9%も減らし、日本維新の会に抜かれてしまいました。


 さらには、支持政党なしが66.8%と、もの凄い数字になっており、日本人が「政治や政党にウンザリしている」のがよく分かります。


 というか、国民の七割近くが「支持する政党はない」って、供給側(各政党)が需要に全く応えられていない証明と言っていいでしょう。

 

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 昨日、岸田総理は麻生副総裁と会食。岸田総理が「岸田派解散」を伝えたのに対し、麻生派は解散しない、と。


 岸田総理の対応がよくわからないのは、今回の件は「キックバックの裏金化」というおカネの問題であり、「政策集団」としての派閥の話ではない


 別に、派閥に属さない議員だとしても、パーティ券の販売で得たおカネについて、政治資金収支報告書に記載してないかったらアウトですよ。


 さらに言えば、莫大な未記載があったにもかかわらず、立件される議員は(恐らく)三名のみ。代わりに、派閥の会計責任者を立件。安倍派の幹部7人や、二階元幹事長など派閥の幹部については、おとがめなし。


 いや、ちょっと待て。億の単位にのぼる未記載を、会計責任者だけの判断で決められるはずがないだろ。
 

 といった、国民の不満が、自民党の支持率を引き下げたのでしょう。
 

 派閥解消といったところで、ほとぼりが冷めれば復活します。というか、わたくしは別に派閥を否定したいわけじゃない。
 

 恐れるのは、「派閥解消!」「派閥解消しない」といった、本質と無関係な部分がクローズアップされ、肝心かなめの「政治とカネ」の部分がおざなりにされてしまうことです。


 一応、自民党では「連座制(国会議員にも責任を負わせる)」や政治資金の透明化が検討されているようです。25日に中間取りまとめが公表されるようですが、「泥棒に窃盗罪の法律を作らせるようなもの」と思ってしまうのは、わたくしだけではないでしょう。

 

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