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「カーボンニュートラルがもたらす日本の危機(後編ー1)」(前半)三橋貴明 AJER2023.12.26

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。

 

日銀が「日銀破綻論」に真っ向から反論してきたぞ! どうする藤巻健史!? [三橋TV第807回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/ESQ7GPjF_-s

 

 台湾の総統選挙は、民進党の頼清徳氏が勝利しました。


 対抗馬であった 国民党の侯友宜氏は、露骨な対中融和路線を打ち出し、
「今回の選挙は戦争か平和かの選択だ。民進党に投票すれば台湾の人々が戦場に行くことになる
 と、訴えていました。


 それに対し、当選した頼氏は、アメリカとの関係を重視し、
「主権と尊厳を放棄すれば平和は訪れない。台湾は世界の台湾であり、中国の台湾になってはいけない
 と主張。米中代理戦争的な総統選挙だったわけですね。


 もっとも、民進党は総統選には勝ちましたが、立法委員選挙(日本の国会議員選挙)は、国民党に一議席及ばず、第二党に転落。ねじれ状況の中、難しい政権運営を迫られそうですね。


 さて、中東では再び米英両軍による空爆が行われました。

米軍、フーシ派拠点を再び攻撃 中東情勢さらに緊迫化の懸念
 米軍は12日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の拠点を再び空爆した。当局者2人が明らかにした。米英両軍による前日の攻撃に続くもので、バイデン大統領はフーシ派が紅海で商船や軍艦への攻撃を継続するなら追加攻撃も辞さない考えを示していた。
 当局者の1人は追加攻撃でレーダー施設を標的にしたと述べた。
 米英両軍は11日夜、イエメン領内のフーシ派支配地域を攻撃。目撃者によると、首都サヌアの空港に隣接する軍事基地やタイズ空港近くの軍事拠点、ホデイダにあるフーシ派海上部隊基地、ハッジャ州の軍事拠点などが標的になった。(後略)』
 

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皇統論第五十九回「清盛の蜂起」、歴史時事第五十九回「永楽の夢の果て」がリリースになりました。
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 紅海経由の海上輸送の混乱は、長期化しそうです。


 さらには、原油価格もどう動くのか、先が見えない。


 1月11日、イラン海軍がホルムズ海峡近くを航行していた原油タンカー(セント・ニコラス号)を拿捕


 セント・ニコラス号は、2023年にイラン原油を密輸しようとしたとして、アメリカに摘発され、積み荷を押収されていました。イラン当局は、セント・ニコラス号が「アメリカの指示でイランの原油を盗んだ」と主張し、拿捕は「報復」であると主張しています。


 日本の原油に関する中東依存度は、実に92.5%(2021年度)。ホルムズ海峡の通行が不可能とは言わず、困難になるだけで、原油価格は跳ね上がる。


 今後も、適正価格で安定的に原油の輸入が可能、と、考える方がおかしいです。


 それにも関わらず、恐ろしいことに日本政府はガソリン補助金を縮小し、4月の「出口戦略(要は、打ち切り)」を検討している。


 結局のところ、緊縮財政という「贅沢」が許されたのは、海上の自由航行が成立していた「平時」の話に過ぎないことが分かります。


 自己責任論も同じです。「それは、そんなところに住んでいた貴方の自己責任です」と、能登半島地震の被災者に言ってのけた人は、さすがにいないでしょう。(その後、地域選別論が始まりましたが)。


 そもそも、災害関連も自己責任とされてしまうと、日本列島は住める場所が無くなってしまいます。


 緊縮財政も、自己責任論も、非常事態の前では無力なのです。
 

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