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チャンネルAJER更新しました。

「何故、現在の実質賃金のグラフが岸田内閣を苦しめているのか?」(前半)三橋貴明 AJER2023.11.28
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。

 

歌舞伎町ホスト問題の真相 自己責任国家の成れの果て[三橋TV第791回] 櫻井哲人・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/LJCaQRugM4E
 

三橋経済塾第十三期のゲスト講師の皆様が決まり始めています。
第一回 2024年1月20日 泉房穂先生(前・明石市長)
第二回 2024年2月17日 荒川和久先生(独身研究家)
第三回 2024年3月16日 大石久和先生(国土学総合研究所所長)
是非ともご入塾を。
https://members13.mitsuhashi-keizaijuku.jp/

 

 ドル円が急騰しています。何度も解説していますが、ドル円を含めた為替レートは、「日本の場合」は外為市場の「思惑」で決まるので、事前に100%予想できる人はいません


 もちろん、わたくしもできません。できるならば、今頃FXで億万長者になっています。


 ちなみに、
「日本円の為替レートは○○で決まる」
 と、断言する人がいた場合、嘘つきかバカか、バカな嘘つきなので、信用してはいきません。為替レートを決定する「思惑」の決定要因は、金利差、インフレ率(の差)、貿易収支、経常収支、政策決定などなど、さまざまあるので、事前に分かるわけがありません。


 スイスフランは、2015年にスイス国立銀行がいきなり「ユーロペッグ」を外した結果、とんでもなく暴騰しました。あれを「事前」に予測できますか? という話。


 今回のドル高(円安ではない)は、コロナ後にアメリカがうらやましいほどの財政拡大をした結果、インフレ率が上がり、FRBが継続的に利上げをしていくことが確定し、反対側で日本銀行は利上げが困難という「思惑」により起きました。


 ちなみに、
「財政拡大したら円安になる!」
 といった頭のおかしい連中には、「じゃあ、アメリカはどうなんだよ」で論破完了になります。先述の通り、為替レートは思惑で決まるので、
「財政政策がインフレ率や金利にいかなる影響を与え、それが外為市場の思惑にいかなる影響を与えるのか?」
 が重要です。


 日本政府の財政拡大がインフレ率を押し上げ、日銀が利上げするのではないか? という思惑が外為市場を支配すれば、「財政拡大した結果、円高」になります。
 

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中国共産党のプロパガンダ「南京事件(南京大虐殺)」とは、何だったのか? 「南京安全区」の実態を把握することが南京事件の完全な解明につながります。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

(※本動画は一般動画サイトの削除対象になってしまうため、本「経世史論」でしか視聴できません)
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1ドル=141円台に値上がり およそ4か月ぶり NY外国為替市場
 7日のニューヨーク外国為替市場では、日銀が今の大規模な金融緩和策の修正に踏み切るのではないかという観測が広がったことを背景に日米の金利差の縮小が意識されて円高ドル安が進み、円相場はおよそ4か月ぶりに一時、1ドル=141円台まで値上がりしました。
 7日のニューヨーク外国為替市場では円高ドル安が進み、円相場は一時、1ドル=141円台後半まで値上がりしました。
 1ドル=141円台をつけるのはことし8月以来、およそ4か月ぶりです。
 7日の東京市場では、日銀の植田総裁が「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになると思っている」と発言したことなどから、日銀が今の大規模な金融緩和策の修正に踏み切るのではないかとの観測が広がって、円高ドル安が進みましたが、ニューヨーク市場でもこの流れを引き継いで日米の金利差の縮小が意識され、円買いドル売りが加速しました。(後略)』

 まあ、チャレンジングとはいえ、植田日銀がやるのは「マイナスになっている政策金利をゼロ(もしくはわずかなプラス)に戻す」だけだとは思います。 


 政策金利をゼロにしたところで、短期プライムレートが変わらない(恐らく変わらない)ならば、実体経済への影響はありません。(長期金利のYCCは、解除しないでしょう)。


 もっとも、↑このくらいの政策的鳴動で外為市場の思惑が変わり、一気に円高になってしまうわけです。これ、事前に予測できますか?という話。


 というわけで、為替レートの予測等をするのは、むなしい限りです(だからやりません)。単に、
「円高に進んだら○○、円安に進んだら○○」
 と、環境変化に応じた対応策を考えておけばいいだけの話だと思うのですが、皆さん、いかが思われました。
 

「環境変化に応じた対応策を考えよう!」に、ご賛同下さる方は、

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