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「自民党積極財政議連が消費税減税・社会保険料減免を提言した」(前半)三橋貴明 AJER2023.10.17
令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。
鈴木財務大臣、松野官房長官、高市経済安全保障大臣、こいつら全員嘘つきだから [三橋TV第771回] 三橋貴明・高家望愛
昨日は三橋経済塾第十二期第十回開催日でした。非公開だったゲスト講師は「○○先生」でございました。○○先生、懇親会に加えて、二次会にまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
日本の9月のインフレ率が発表になりました。
『【速報】9月の全国の消費者物価指数 2.8%上昇 13か月ぶりに上昇率が3%下回る
家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる9月の全国の消費者物価指数は、去年より2.8%上昇しました。エネルギー価格が大きく減少した影響で、上昇率は8月から0.3ポイント下がり、13か月ぶりに3%を下回りました。(後略)』
相変わらず、日本の報道はインフレ率についてCPIやコアCPIで発表するため、良く分からないのですが、というかコアコアCPIも「生鮮食品及びエネルギーを除くCPI」と、ガラパゴスな指標を使っているのですが、世界におけるコアCPIとは「食料(酒類除く)及びエネルギーを除くCPI」でございます。というわけで、わたくしは日本のコアコアCPIについて頑なに「食料(酒類除く)及びエネルギーを除くCPI」を用います。
ややこしいのですが、世界に「コアコアCPI」という指標はありません。あるのは、コアCPI(日本の「食料(酒類除く)及びエネルギーを除くCPI」)のみです。
【日本のインフレ率の推移(対前年比%)】
http://mtdata.jp/data_86.html#23SepCPI
9月のインフレ率が全体的に落ちてきたのは、政府の支援により(一応、やっている)電気代、ガス代、光熱費が下がったためです。
コアコアCPIは、対前年比+2.6%。コアコアCPIにしても、結局は「電気代」等の影響を間接的に受けるため、落ち着いてきました。
また、逆にインフレ率上昇をけん引しているのは、食料価格上昇(対前年比+9%)。
もっとも、政府が小麦売り渡し価格を十月以降、11%余引き下げと発表致しましたので、10月以降の食料価格も落ち着いてくるでしょう。
というわけで、このままインフレ率が(これまで通り)0%に向かうかといえば、そんなことはないでしょう。理由は、すでに日本はコストプッシュ型インフレに加え、「サプライロス型インフレ」に突入しているためです。
【サプライロス型インフレ】
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超絶的に面白い! 三橋先生と竹倉先生の縄文・弥生談義。日本人の男性は、縄文時代からやっていることが変わらないという衝撃の真実。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
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超長期間、デフレを放置した結果、供給能力が毀損し、しかも24年問題もある。来年以降、輸入物価が抑制され、円高になったとして、インフレ率はゼロ、マイナスに戻ることはないでしょう。
となると、銀行預金は刻一刻と「実質的な価値」を下げていくことになります。CPIでインフレ率3%が続くと、毎年、預金残高が実質的に3%目減りしていくことになります。
銀行預金を貯めている方は、「財(モノ)」に変えておくべきですね。あるいは、銀行融資を受けると、借金の実質的な価値が毎年、下がっていく時代が訪れるのです。何と、30年ぶりの経済環境です。
インフレ率のプラスが続くと、預金(何しろほとんど金利がない)の価値が目減りしていく、という事実について、忘れている国民が多いのではないかと。
地方自治体の方も、上記を踏まえて「街づくり」等を考えるべきです。特に、インフラが整備される地域は。
先日、飯田市(リニア新幹線の長野県駅ができる)の方とお話しした際に、
「飯田市のライバルは、八王子市だと考えているのです」
と、言われ、全面同意いたしました。そうです。品川駅から45分(!)になる飯田は、東京のベッドタウンを目指すべきなのです。
飯田市はリニア駅の前に(失敗すること確実な)コンベンションセンターを建設するなどと、バカなことを言っていますが、違うよ。駅前に建設するべきは、タワーマンションだよ!
インフレ率のプラスが続くと、東京の「預金」がある人々が殺到するよ、確実に。
リニア新幹線開通後、飯田市は東京のベッドタウンになるでしょう。つまりは「飯田都民」が続々と産まれることになる。
というわけで、わたくしは(リニア新幹線開通前でも)飯田市に家を建て、移住する計画を進めていっています。建設業界の人手不足や資材コスト高騰を見る限り、「後になればなるほど、高くなる」のは確実だからです。
飯田都民第一号は、わたくし、三橋貴明ですよ、飯田市の皆さん。
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