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「お笑い大阪万博とんでもないことになってるぞー」(前半)三橋貴明 AJER2023.9.12
 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。

 

諸悪の根源「財務省」 30年間無策なのではない。「有害!」なんだ![三橋TV第765回] 泉房穂・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/J96DWM_IX6c
 

 三橋はコロナ禍前から、日本国民(※政治家含む)は「国家観」と「貨幣観」のどちらかか、もしくは双方が欠けていることを問題視してきました。

【正しい国家観と正しい貨幣観】


http://mtdata.jp/data_73.html#KAN

 国家観(共同体意識)はあるが、貨幣観が間違っている場合、どうなるか。「国民を助けるべきだが、国にはおカネがない」「国の借金を将来世代に残してはいけない」といった緊縮のレトリックに騙されることになります。多くの日本国民は、このパターン。


 財政破綻は否定するが、国家観が間違っている場合、どうなるか。「政府には負債もあるが、資産もある。いざとなれば、資産を売り払えばいい」といったレント・シーキングに結びつく。代表が、竹中平蔵や、高橋洋一とか、あの辺の連中ですね。


 今回のタイトル「貨幣観を正せば、国家観が正される」と矛盾するかも知れませんが、あいつらは「分かっていてやっている」わけだから。


 国家観も、貨幣観も間違っている。財務官僚や、財政制度等審議会の御用学者がこのパターン。「国はカネがないのだから、地方を救うことはできない。むしろ、地方に中国様のカネを入れて、成長を目指すべき」「インバウンド!インバウンド!」といった亡国政策を推進することになります。


 まあ、貨幣観は正しいにも関わらず、国家観がない連中が「インバウンド!インバウンド!」と叫ぶケースもありますが。


 最近、様々な方々(政治家含む)と語り、理解したのですが、
「国家観がない⇒正しい貨幣観」
 は、相当に難しいのですが、
「正しい貨幣観⇒正しい国家観」
 は、比較的、楽だという点です。


 何しろ、貨幣観が正されれば、
「政府は(デマンドプル型インフレの物価上昇率が許す限り)国債を発行し、貨幣を発行して構わない」
 ことが理解できてしまうのです。


 重要なので、繰り返しますが「理解できてしまう」のです。


 政府が国債を発行し、国民に支出し、銀行預金の残高を増やして構わない。国民に、貨幣を供給して構わない。


 政府が貨幣(国債)を発行した結果、国民が豊かになり、供給能力の拡大が始まり、国土が強靭化され、交通インフラが整備され、防衛力が強化され、社会保障が安定化し、医療サービスが強化され、食料安全保障・エネルギー安全保障が強化され、国民が連帯感を強め、ルサンチマンを抱く国民が減っていく


 政府が国債を発行すれば、可能です。


 仮に、政治家にそれほど「愛国心」がなかった、あるいは国家観が間違っていたとしても、「できる」。これ重要。
 

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超絶的に面白い! 三橋先生と竹倉先生の縄文・弥生談義。日本人の男性は、縄文時代からやっていることが変わらないという衝撃の真実。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
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 聖徳太子の十七条憲法第十条を、全文、読んだことあります?


『第十条 心に憤りを抱いたり、それを顔に表したりすることをやめ、人が自分と違ったことをしても、それを怒らないようにせよ。人の心はさまざまでお互いに相譲れないものをもっている。相手がよいと思うことを自分はよくないと思ったり、自分がよいことだと思っても相手がそれをよくないと思うことがあるものだ。自分が聖人で相手が愚人だと決まっているわけではない。ともに凡夫なのだ。

 

 みんな、凡夫なんですよ。この世に極端な聖人はいないし、極端な悪人もいない。


 みんな、何となく「みんなのために生きたい」とは、思っているよ。何しろ、みんなが豊かになれば、自分も豊かになるという「所得創出のプロセス」について、みんな薄々気が付いている。あと、みんな「良い人」だと、思われたいでしょ。


 それに、これは男性限定だけど、
「そりゃ、本人の自己責任でしょ」
 とか、あっさりと他人を切り捨てる男よりも、
「とにかく、全員を救うんだよ。誰も見捨てずに」
 と、本気で叫ぶ男の方が、絶対に女性にモテるよ。


 というわけで、「みんなを助けたい」と思っている人の貨幣観が正されると、どうなる?
「あ、助けられるんじゃないか! ならば、助けよう」
 と、正しい国家観に基づく行動を始めることになる。


 また、インボイス導入議論で「あちら側」についた連中って、高橋洋一にせよにせよデービッド・アトキンソンにせよ、堀江貴文にせよ、どいつもこいたま「弱者は消えろよ」と言っていたわけで、すごく醜い。しかも、あいつらって何であんなに口汚いの? 口汚く、暴言を吐く男は、100%女性に嫌悪されるよ。


 みんなのために生きるためには、貨幣観が正されなければならない。貨幣観が間違っていると、
「みんなを救いたいけど、政府(あるいは国家)にはカネがない」
 ということで、緊縮財政や自己責任論を叫び始めることになってしまう。


 みっともない。


 貨幣観を正そう。そして、みんなのために動く。絶対にそっちの方が、恰好いい人生だと思うんだよね。

 

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