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「お笑い大阪万博とんでもないことになってるぞー」(前半)三橋貴明 AJER2023.9.12
 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。

 

「働き改革」は、結局は移民受入が目的だったのか! 狂気の24年問題 [三橋TV第763回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/Bdoqv1C3hkk

 

 安藤裕先生たちが「消費税の正体ばらし隊」を始動されましたが、これ、今回のインボイス制度導入で、本当にばれますよ。皮肉な話ですが、インボイス制度導入により、消費税が「預かり金ではない」という事実を、全ての事業者が実感することになります。


 理由は、実際に経理業務をやってみればすぐに分かります。


 昨日、高家さんと弊社の経理処理をやっていたのですが(社員になった高家さんは色々と手伝ってくれる)、まずは領収書の入力の際に、
「全ての領収書について、登録番号を確認し、あれば「100%課税仕入」、なければ「80%課税仕入」にチェック」
 という作業が追加になりました。


 困ったことに、領収書や請求書の「どこ」に登録番号があるかわからないので、毎回「登録番号はどこだ~」と、探す作業が必要になって、超めんどくせ~っ!!!!というのもあるのですが、問題は、
「登録番号がなく、80%にチェック」
 をした場合、わたくしは別に消費者や顧客から「消費税を預かった」わけではないにも関わらず、単純に消費税納税額が増えてしまうという、という点です。


 だって、タクシーに乗る際に、いちいち、
「このタクシーは、インボイス登録事業者? そうでない?」
 などと確認します?
 あるいは、駐車場に停める際に、
「この駐車場は、インボイス登録事業者? そうでない?」
 と、チェックします? 


 できませんよ、そんなこと。タクシーは、来たら乗るし、駐車場は空いていれば停めるんだよ。こちとら、時間的な制約が厳しいから、いちいち「インボイス登録事業者?」なんて確認、やってられないよ。


 となると、必然的に領収書は「インボイス登録事業者」と「非・登録事業者」が混ざってしまうことになります(混ざりました)。


 そして、領収書が「非・登録事業者」だった場合、弊社は消費税負担が増える


「え?え?え?おかしくない? うちの会社は消費税を消費者から「預かっている」はずなのが、なんで売価や売上は変わらないのに、消費税の負担額が増えるの?
 と、誰もが思い知ることになります。

 

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 考えてみてくださいよ。消費税が「預かり金」だとしたら、インボイス制度導入で課税事業者の消費税納税額が増えたとして、その分、消費者・顧客から「多く」受け取っていなければならないはずじゃないの?


 現実は、売価や売上とは全く関係なく、「非・登録事業者」の請求書・領収書があった際に、消費者でも何でもない弊社の消費税納税額が増えるだけなのです。理由は、消費税はそもそも消費者とは何の関係もないためです。単に、課税売上から課税仕入を差し引いた付加価値(利益+非課税仕入)を11で割った金額が、消費税納税額なのです。インボイス制度導入により、非課税仕入が増えたら、消費税納税額は増える。本当にただ、それだけの話なのです。


 今まで散々に「益税」だの「預かり金」だの「ポッケないない」だの「着服」だのと、頭が悪いことを言っていた連中、説明してよ。


 弊社は売価、売上とは何の関係もなく、一方的に消費税納税額が増えたよ。消費者から「預かった」おカネが増えていないのに、納税額は増えたよ。どういうことなんだ、こらっ!!!


 と、経理処理をすれば誰もが思い知ることになります。


 どうするんだよ、これ、財務省。


 しかも、たった二日(10月1日、2日)分の経理処理をやっただけで、これだよ。


 改めて、皮肉な話です。インボイス制度導入を巡り、「消費税の正体」をめぐる議論が始まった。それどころか、実際に導入されたら、
「消費税は消費者からの預かり金ではなく、単なる付加価値(=非課税仕入+利益)税である」
 ことが、あからさまになるというか、誰もが「思い知る」事態になってしまった。


 実際に二日分の経理処理をやっただけで分かりました。今回のインボイス制度導入は、日本国民が「消費税の正体」を知る決定的な契機になる。
 

 インボイス制度導入とこれから始まる混乱は、インボイス制度の中止はもちろん、国民が消費税の正体を知ることで、消費税減税・廃止につながるパワーを持っている。
 

 だって、すげー面倒くさいんだもん。やっちまったな、財務省。

 

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