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「お笑い大阪万博とんでもないことになってるぞー」(前半)三橋貴明 AJER2023.9.12
令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。
◆◆◆一般参加可能な講演会のお知らせ◆◆◆
2023年10月4日(水)18時から 船橋市民文化創造館きららほーる
講演「公益経済主義とBNI マクロ経済学から見る経済のこれから」
民主制・自由・平等・福祉 全て国民の仲間意識に基づき成立している [三橋TV第759回] 施光恒・三橋貴明・saya
安全保障とは、基本的には、
「平時において、非常事態に備える」
ことです。当たり前ですが、戦争が始まってから、軍隊を整備することは安全保障とは言いません。というか、普通に手遅れです。
非常事態は起きうる。だからこそ、平時、つまりは「何も起きていない」時期から非常事態に備えるのです。
無論、「ありとあらゆる非常事態に備える」ことは人間にはできません。それでも、想像力を働かせ、想定した非常事態に対し「平時」から備えるのです。
これが、安全保障です(この定義に反対できる人、いる?)。
日本の食料安全保障は、輸入依存が高かった部分(配合飼料、化学肥料の原料など)から崩壊しつつあります。平時から配合飼料や化学肥料の原料の自給率を高めるとい「安全保障強化」をしてこなかった日本国民が、報いを受け始めているのです。
日本政府は、6月に決定した政策指針「食料・農業・農村政策の新たな展開方向」において、食料安全保障について、
「食料安全保障を国民一人一人がいつでも食料を容易に入手可能な状態にすることと定義し、平時からの食料安全保障を確保。」
と、定義しています。さらに、輸入リスクの軽減に向けた食料の安定供給の強化について、
「小麦・大豆、加工・業務用野菜、米粉用米等の国内農業生産の増大や飼料、肥料等の生産資材の確保を図るとともに、輸入の安定確保や備蓄の有効活用等も重視。」
と、一応、まともなことは書いているのです。
問題は、そのための予算がつかないことです。
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超絶的に面白い! 三橋先生と竹倉先生の縄文・弥生談義。日本人の男性は、縄文時代からやっていることが変わらないという衝撃の真実。
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『[論説]食料危機への備え 生産基盤の強化を急げ
政府は、食料危機に政府一体で対応するため新法の検討を加速させている。主要穀物の不作や輸入途絶だけでなく、肥料などの生産資材や種子の供給停滞、物流混乱なども想定する必要がある。有事に対応するには平時からの備えこそ重要。国内の生産基盤強化へ全力を挙げるべきだ。
世界人口の増加や気候変動、感染症の流行、国際紛争など食料を巡るリスクは高まり、日本の食料供給はますます不安定になっている。
食料を巡る有事への対応を巡り、農水省は「緊急事態食料安全保障指針」を定めている。だが、これはあくまで同省が策定したもので、いざというときに関係省庁と連携して迅速に対応できるか、心もとない。現行制度では、増産指示などの具体的措置は1970年代の石油危機を受けて制定された国民生活安定緊急措置法などの個別法に基づいて行うことになっているが、発動基準が明確でなく実効性が疑問視されている。
このため、同省は来年の通常国会で、食料危機の時に政府一体で対応できる体制を整える新法の制定を目指している。米と小麦、大豆、植物油脂原料、畜産物、砂糖の6品目を対象に、具体的な対応を詰め、危機の段階に応じた措置の発動基準を明確化する方針だ。(後略)』
政府は「非常事態」が起きた際に、農家に「生産指示」を出せる有事法制を検討しています。
いや、ちょっと待てい。非常事態になってから、有事法制を適用したところで、絶対に間に合わないだろうが。
なぜ、平時から食料自給率を高め、有事に備えるという普通の発想ができない?
いや、まあ、理由は分かっているのですよ。カネがかかるからです。
先日の、
「南海トラフ巨大地震が起きるから、財政余力の確保が必要だ」
もそうですが、財務省はいよいよ追い込まれ、「非常時にはカネを使うから」というレトリックで、平時の緊縮財政を強行しようとしています。
鈴木財務大臣が、最近「財政を平時に戻す」と繰り返しているのも、この流れを受けたものです。
ふざけるな。
非常時になってから「カネを使う」とやったところで、国民は助からない。というよりも、安全保障とは「平時にカネを使うこと」なんだよ。
こんな当たり前のことすら、いちいち説明しなければならないのが、我が国の不幸なのでございます。
「安全保障とは平時にカネを使うこと」に、「そりゃそうだ」と思われた方は、
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