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「日本で唯一国民を殺す予算『国債費』」(前半)三橋貴明 AJER2023.9.5
 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。

◆◆◆一般参加可能な講演会のお知らせ◆◆◆

第100回AT-1 / 大経連お披露目祭り 9月23日(土) 13:30(開場12:45) ※懇親会18:30〜20:30

会場:東京プリンスホテル / 2階 鳳凰の間

 

食料は武器よりも安い武器だ グローバル企業と財務省に潰される日本農業 [三橋TV第752回] 鈴木宣弘・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/jTlLICMzmOE

 
 九月になって涼しくなったと思ったら、台風が接近中です。

 さて、インボイスですが、このまま導入されると(政府はそうしたいのでしょうが)、大混乱必至です。そしてタイミング良く、選挙が近いので、インボイス政局を醸成することができそうです。

 何しろ、インボイスは「全ての国民」に関係があります。

 例えば、課税事業者の法人で働いている皆さん。皆さんは、今後、
「タクシーに乗るとき」
「喫茶店で会議するとき」
「得意先のために贈答品を買うとき」
「通訳を雇うとき」
 などなど、毎回毎回、相手が「インボイス登録事業者」なのかどうか、確認しなければなりません。インボイスに登録していない事業者の場合、消費税の「課税仕入」になりませんので、貴方の会社が損をします。

 あるいは、レシートに(出鱈目な)消費税額が載るのはこれまで通りでしょうから、インボイスを発行できない飲食店などは、
「消費税を払っていないくせに、消費税をとるのか!」
 と、攻撃対象になります。

 さらには、経理担当者の皆さん(わたくしもですが)。皆さんは、今後、全ての請求書・領収書のインボイス番号が正しかどうか、確認する義務を負わされます。しかも、インボイスとそうではない請求書・領収書を区分けして入力しなければならない。

 狂気の沙汰です。滅茶苦茶に生産性が下がります。

 もちろん、取引先との間の「損の押し付け合い」も発生します。

 7月末時点で、約460万ある免税事業者のうち、20%しかインボイス登録をしていません。どうするんだよ、これ。
 
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縄文文明の象徴である「土偶」とは何だったのでしょうか? 竹倉史人先生をお招きし、ワクワクするという表現がぴたりとはまる「土偶論」についてお話を伺いました。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
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「マイナと同じ轍踏めない」 インボイス、国政の火種に 動き出すインボイス(4)
 「インボイスは大変な騒ぎになるかもしれない。マイナンバーはひも付けが間違っていても懐は痛まないが、インボイスは実質増税になる」。自民党の経済閣僚経験者は声を潜める。
 免税だった年間売上高1000万円以下の事業者が課税事業者になれば税負担が増す。免税事業者のままでも取引先から契約解除に遭うなどの懸念がある。インボイスを巡る問題は国政を揺さぶる火種となり得る。
 「いま免税されている事業者の無関心や理解不足が相変わらずだ」。自民党衆院議員の工藤彰三は地元名古屋市の中小企業団体の幹部からこんな愚痴を聞かされた。(後略)』

 何言っているんだ? 無関心や理解不足の問題ではない。単に、こんなタイミングにおける消費税増税が問題なんだよ。


 あれですね。煽りでも何でもなく、与党の国会議員だけ、所得税は全員一律80%にする法案でも出してくれないですかね、野党の皆さん。


 もちろん、通らないけど、これまでは「法的」に免税が認められていた課税売上1千万円以下の事業者の気持ちが、少しでも分かるのではないの?


 むしろ逆に、タイミングは良かったかも知れません。何しろ、選挙が近い。秋の国会も、始まる。野党の皆さん、「敵失」ですよ。くだらないスキャンダルにかまけている暇があるならば、国民のために岸田内閣の敵失を突いてくれ。


 岸田総理大臣は、
「中小事業者の不安の解消へきめ細かく取り組んでほしい」
 と、鈴木財務大臣に指示をしています。


 彼は、恐らく「制度に対する「理解」が進まず、混乱する可能性がある」との説明を受けているはずです(財務省から)。


 違うから。我々は単に「インボイス増税」に反対しているのです。


 インボイス増税により、我々から奪われる所得は、「受注者(免税事業者)」「発注者」「消費者」の誰かが負担しなければならない。誰もが損をしないということは、ありえないデスゲーム


 そして、財務官僚たちは高みから、
「ほらほら、誰が損をするんだ。頑張って押し付け合えよ」
 と、ほくそ笑んでいる。


 ふざけるな、と、心から言いたいわけでございます。インボイス制度導入に賛同する連中は、政治家含めて全員、今後は「財務省の飼い犬」と名乗れよ。

 

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