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「財務省は温めていた増税メニューを全てこなそうとしている」(前半)三橋貴明 AJER2023.8.1
 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「やまと経営者連盟 代表理事 古賀真氏」が加わって下さいました。

◆◆◆一般参加可能な講演会のお知らせ◆◆◆

第100回AT-1 / 大経連お披露目祭り 9月23日(土) 13:30(開場12:45) ※懇親会18:30〜20:30

会場:東京プリンスホテル / 2階 鳳凰の間

 

少子化のワニの口 国民負担率が上がれば上がるほど婚姻数と出生数が下がる [三橋TV第744回] 荒川和久・三橋貴明・saya


https://youtu.be/v0sOvtyiDJY

 三橋TV第743回744回の荒川和久先生との議論で、少子化の重要なポイントはほぼ網羅できたのではないかと思います。今後、政治家に圧力をかける際に、是非ともご活用くださいませ。


 前回の、
「年収900万円以上世帯の「児童がいる割合」は二十年間、全く変わっていない」
「年収900万円未満の世帯が、子供を持てなくなっていっている。日本の少子化は、「中間層の没落」でもある」
 といった事実に加え、
日本では年収の低い男性と、年収の高い女性の婚姻率が低い
 についても、第744回で取り上げています。


 露骨な話ですが、国立社会保障・人口問題研究所の2021 年社会保障・人口問題基本調査 <結婚と出産に関する全国調査>によると、「調査別にみた、結婚相手の条件として重視・考慮する割合」における「経済力」は、男性が48.2%、女性が91.6%。


 ちなみに、1992年調査では、経済力を重視する男性は26.2%、女性が88.7%。
 

 つまりは、過去三十年間で、結婚相手の条件として経済力を重視する割合が、
「男性は26.2%から48.2%に激増した」
「女性は88.7%から91.6%と微増」
 というわけでございますね。


 つまりは、女性は昔から結婚相手の男性に経済力(というか、所得の多さと安定でしょうけれども)を求め続け、97年のデフレ化以降、男性の賃金水準が下がっていった。結果、男性が結婚相手に求める条件において、経済力がほぼ倍増。同時に、高所得の女性は結婚しなくなっていった。


 東京などに住む高所得女性、例えば年収800万円の女性は、やはり自分以上の年収の男性を求めてしまう。


 もっとも、年収が高い東京に住む男性は、みな、ほとんど結婚しております。だからといって、年収が低い男性と結婚する気にはなれない。


 ならば、どうすれば良いのでしょう。
 

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縄文文明の象徴である「土偶」とは何だったのでしょうか? 竹倉史人先生をお招きし、ワクワクするという表現がぴたりとはまる「土偶論」についてお話を伺いました。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
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「結婚するメリットが何一つない…」高学歴エリート女性が低年収男性との結婚に踏み切れないワケ 結局、稼ぎも家事も子育ても自分がやることになる
海老原 嗣生 雇用ジャーナリスト
 結婚市場において、未婚のままでいるのは男性では低年収層、女性では高年収層が多い。両者が結婚に至ることはないのか。雇用ジャーナリストの海老原嗣生さんは「男性側の結婚の条件は変化しているが、女性は昭和のまま、男性に学歴と経済力を求める傾向にある。それは本人というより周囲の影響が大きい」とい
◆未婚・晩婚問題の意外な原因
 1990年台の不況により「お嫁さん輩出」社会に綻びが生じ、そこから女性活躍の芽が息吹きました。20余年かけて、ようやく女性活躍が花咲きだした頃に、未婚・晩婚問題があだ花のように燃え盛っています。
 その理由は、意外なところにあります。
 それは、未婚者の心に残る「昭和」。
 社会も会社も女性の労働も、そして既婚家庭も変化する中で、未婚者と彼・彼女らを取り巻く周辺だけは、厳然と昭和が残っている。そのことが、大きな問題です。(後略)』

 う~ん・・・。問題認識は正しいとは思いますが、「昭和的価値観」とかヘンテコなレッテルを使っているせいで、解決策が混乱しています。


 別に、昭和期に限らず、女性は結婚相手に「経済力」を求めるでしょ? 大正も、明治も、江戸も、それ以前も、縄文時代だって、間違いなくそうですよ。
 

 むしろ、「昭和的価値観」ではなく「縄文的価値観」とレッテル貼りした方がよろしいのでは?
 

 筋肉量が少ない女性が、男性に「頼りがい」を求めるのは、当たり前だと思うのですが。というか、女性は「守ってくれる男性」と、「守らなければならない男性」のどちらを好むの? あるいは、守ってあげられる男性と、守ってもらわなければならない男性、どちらが女性にもてると思います?
 

 記事では、「昭和的価値観」を変えなければならないと言っていますが、生命体として不可能でしょ、そんなの。
 

 正しい解決策は、昭和的価値観云々ではなく、結婚適齢期男性の所得を引き上げることでしょ? 女性(たとえ高所得な女性だったとしても)が結婚しいと思う男性を増やすことこそが、正しい少子化対策ですよ。


 少子化対策に価値観を持ち込むのはやめましょう。解決する問題も、解決しなくなる。

 

「女性が結婚したいと思う男性を増やそうよ」に、ご賛同下さる方は、

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