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「財務省は温めていた増税メニューを全てこなそうとしている」(前半)三橋貴明 AJER2023.8.1
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◆◆◆一般参加可能な講演会のお知らせ◆◆◆
第100回AT-1 / 大経連お披露目祭り 9月23日(土) 13:30(開場12:45) ※懇親会18:30〜20:30
会場:東京プリンスホテル / 2階 鳳凰の間
全国の中小企業よ、連携せよ!やまと経営者連盟発足![三橋TV第737回]古賀真・三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/fwPLLJISZrk
民主制とは、多数決です。数が力です。他人よりも数(票)を集めた者が当選する。
数、以外に一切、決定基準がない。民主制はフェアなのです。
国会においても、数が力です。
例えば、どれだけ有能な人物が総理大臣に就任したとしても、議会の多数派の支持を得なければ、何もできません。
それで、良いのです。それが、民主制の国民国家の政治です。
数が力の民主制において、我々は主権者どうすれば良いのか? 連携するしかありません。数を作るのです。
例えば、農業従事者が農協を中心に「数」を構成し、政治家を当選させ、自分たちが望む政治を実現する。当たり前です。他に方法はないのです。
しかも、農業従事者や農協は、国内における農業生産力の強化を望むため、日本国民の食料安全保障強化につながった。
もっとも、農業従事者の「政治力」が強いため、農業(及び農協)分野に新規参入したい「誰か」にとって農林族の政治家や農協の全中は、邪魔で邪魔で仕方がない。というわけで、農業関係の政治家や組織に、
「既得権益!」
といったレッテルを貼り、攻撃し、政治力を凋落させていった。
まあ、既得権益といえば既得権益ですが、そもそも既得権益と無関係な日本国民なんていません。「日本国民である」こともまた、世界において相対的に有利な既得権益ですよ。既得権益は悪!と、主張するなら、日本人やめなよ。
既得権益というレッテルは、単に「俺にその権益を寄越せ!」という欲望を言い換えているに過ぎません。
現在の日本において最強の「既得権益」は、もちろん経団連です。上場企業の集まりである経団連の「数の力」(及びカネの力)により、日本の政治は株主資本主義のために動く。実際、動いてきました。
結果、この有様ですよ。
つまりは、「株主⇒上場企業⇒経団連⇒政治」という流れで政治力が使われてきたわけですね(財務省問題は別)。
別に、経団連の存在を否定する気はないですが、
「農協は既得権益。経団連は既得権益ではない」
といった、ダブルスタンダードはダメでしょ。経団連も、農協と同じく立派な既得権益ですよ。
結局のところ、経団連あるいは「ビジネス」の政治力が高まり、競合相手である農協を叩き潰したいだけの話なのです。理由は、農協の政治力が大きいままでは、ビジネスが農業分野に参入できないため。ただ、それだけの話。
経団連が政治的に動くのはOKで、農協が政治的に動くのはダメ。
さすがに、↑これは通らんでしょ? 経団連にせよ、農協にせよ、民主制の「主権」が連携し、政治を変えようとすることは、当たり前の政治活動です(他に、どうすればいいというのだ!)
さて、日本には中小企業を束ね、政治力を発揮する組織があません。厳密にはある(日本青年会議所(以下JC)など)のですが、思いっきりグローバリズムです。
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お待たせいたしました。【眠れなくなるほど面白い江戸日本(後編)】がリリースになりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
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今のJCは知りませんが、以前は、
「日本の文化伝統を守りましょう。そのためには国を開く! TPP賛成!」
とか、意味不明なことを主張しており、愕然としたわけです。いや、お前ら、少しは自分の頭で考えろ!
文化伝統を守りたいならば、外敵から「防衛」しなければならないでしょ? なぜ、TPPに賛成している?
「自由貿易は自由だからやるんです(※竹中平蔵)」
といったノリで農業の関税を引き下げれば、日本の農村は維持不可能になる。当然、各地の文化伝統も消えるでしょ。
あれですかね?
「インバウンドだ!」
とか、外国人様に自国の文化伝統を切り売りする観光業で食つなぐの? 先祖代々、大切に守られ、受け継がれてきた文化伝統を外国人に切り売りして小銭を稼ぐって、恥ずかしくないの?
もっとも、JCを初めとする各地の中小企業団体には、「学び」が無かった。もちろん、JCなどは頻繁に講演会を開いていはいましたが(私も何十回もやっている)、グローバリズム系のイカレた連中も呼んでいた。そこに、TVや新聞の影響力が加わるため、結局グローバリズム化(グローバル化、ではなく、グローバリズム化)。
真の意味で「日本国」のために中小企業団体を作るならば、「日本国のため」といった一定の方向性に基づく「学び」を定期的に提供しなければならないのですよ。
というわけで、この度、「学び」を含めた「日本国のため」の中小企業団体である「やまと経営者連盟」が発足しました。
ちなみに、顧問はわたくし、林千勝先生、矢作直樹先生でございます。
9月23日(土)に、事実上の発足記念パーティである「第100回AT-1 / 大経連お披露目祭り」が開催されます。
もちろん、経営者以外の方も参加可能です。
連携しなければ、勝てません。「全国の中小企業、団結せよ」だと共産党宣言ぽくなってしまうため、
「全国の中小企業よ、連携せよ」
ということで、中小企業の「経団連」に成長する可能性がある「やまと経営者連盟」が発足しました。皆様、ぜひともご支援を!
「全国の中小企業よ、連携せよ!」にご賛同下さる方は↓このリンクをクリックを!
日本経済復活の会のホームページはこちらです。