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「来るべき震災に備えよ」(前半)三橋貴明 AJER2023.7.4

 

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◆◆◆一般参加可能な講演会のお知らせ◆◆◆

 第100回AT-1 / 大経連お披露目祭り 9月23日(土) 13:30(開場12:45) ※懇親会18:30〜20:30

 会場:東京プリンスホテル / 2階 鳳凰の間

 

経済と財政の二兎は追えない 財政赤字こそが経済成長をもたらす[三橋TV第734回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/gjZfB_gcRuw

 


「日本は財政破綻しない」
 と、納得して下さった方に、なぜか、
「でも、政府が債務超過なのはまずいですよね」
 と言われて驚いたのですが、やはり「自分にとって債務超過は悪」というミクロ的な視点からはなかなか逃れられない。
 

 企業単体、家計といったミクロから見れば、もちろん債務超過はネガティブです。とはいえ、現実の世界というか、人類の世界では、
「誰かの債務超過(純負債)がなければ、誰かの純資産は生まれない」
 のでございますよ。


 何しろ、「誰かの資産=誰かの負債」です。当然、誰かの純資産=誰かの純負債(債務超過)なのです。


 この世に経済主体は「民間」「政府」「海外」の三つしかない(本当に、統計的にそうなっています)。となれば、民間が純資産になるためには、政府か海外、もしくは双方に純負債になっておらわなければならない(※日本は経常収支黒字国なので、海外は基本的には純負債)。

【2023年3月末時点 日本国家のバランスシート(兆円)】

http://mtdata.jp/data_85.html#23JunBS

 バランスシートを理解すれば、分かりますよね。政府の債務超過(負債>資産)は、民間の純資産になっているのですよ。政府が債務超過を減らすと、民間、つまりは皆さんの純資産(資産>負債)が減るよ。それを望むの?


 ところで、「誰かの資産=誰かの負債」「政府が国債発行と支出をすると、民間の資産が増える(当たり前ですが)」といった事実が広まり始め、さすがに財務省も追い詰められつつあるように思えます。というか、私が逆の立場ならば、滅茶苦茶にビビります。


 何しろ、
「誰かの純負債(債務超過)は誰かの純資産」
「政府が債務超過を拡大しない限り、民間の純資産は増えない」
 は、単なる事実であり、どうにもこうにも、否定できないわけでございますので。


 というわけで、追い詰められた財務省が何を始めるのかと言えば、ストローマンプロパガンダというわけですね。

 

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お待たせいたしました。【眠れなくなるほど面白い江戸日本(後編)】がリリースになりました。


https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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何でも財務省の陰謀なのか
 防衛力強化、異次元の少子化対策。さまざまな施策の財源で増税や国民負担増が取り沙汰されるたび、永田町では「財務省の陰謀」論が飛び交う。いわく財務省は増税のことしか考えていない、岸田文雄首相は財務省の言いなりになっている……。はたして本当にそうなのだろうか。
 こうした見方は、いわゆる積極財政派に多い。安倍晋三元首相が回顧録で「彼らは省益のためなら政権を倒すことも辞さない」と記したこともあり、ほんの少しでも増税論を支持する議員がいれば「財務省のお先棒を担いでいる」などの言辞を積極財政派から浴びせられる。(後略)』

 いや、財務省「陰謀論」など飛び交っていないから。というか、財務官僚が堂々と、ものすごい勢いで「ご説明」を繰り返しており、財政研究会(財務省の記者クラブ)を使って、毎四半期、定期的に「国の借金は~」という記事を書かせ、さらに矢野論文、斎藤次郎の「反論」とか財政破綻論を煽っている状況で、陰謀も何もあったものではない

 

 陰謀って「隠れてやる」から陰謀なんでしょ?


 財務省は堂々と、財政破綻論を煽っているでしょう。陰謀などない。あるのは、財務省の「政治活動」のみです。


 財務省の政治活動を批判する我々に対し、
「財務省の陰謀などない」(そんなことは一言も言っていないにも関わらず)
 と、ストローマンプロパガンダを展開し、財務省批判を鎮静化させようという腹積もりなのでしょう、財務省の御用新聞筆頭、日経新聞は。


 バカバカしい。


 こんなレベルの低い連中により、財政破綻論や緊縮財政が続き、日本が凋落するとか、情けないの極みです。情けないの極みであり、わたくしは子孫(娘たち)にまともな日本を残す義務を負っていますので、最後の瞬間まで、やれることをやるつもりなのでございますよ。

 

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