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「来るべき震災に備えよ」(前半)三橋貴明 AJER2023.7.4

 

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神社はなぜ「そこ」にあるのか?日本の保守の源流を探れ[三橋TV第732回]茂木誠・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/c9_0inGcf1Q

 

 わたくしが「保守派」と呼ばれるのを嫌い、自分で一度も名乗ったことがない(本当にありません)のは、日本の「保守」が歪んでいるためです。正直、「あの連中と一緒にしないでくれ」と心底から思っています。


 何しろ、日本では「保守派」が「改革」を進めるわけです。国鉄民営化に始まり、郵政民営化、道路公団民営化、自由貿易(農産物の完全引き下げ等)、混合診療拡大、農協改革(と称する農協解体)、外国で禁止されている物質の基準値を緩和(グリホサート等)、電力改革、水道民営化(※しかも、よりにもよってコンセッション方式)、移民受入等々の改革を進め、反対側で財政構造改革法(今はPB黒字化目標)に代表される緊縮財政を進めたのは、日本で「保守政党」と自称している自民党なのです。


 あれかな? 靖国神社に参拝したら、保守なの?
 中国、韓国、北朝鮮、ロシア等に強硬な態度を採れば、保守なの?
 

 違う。「日本国民の安全と豊かさを守る」のが保守なのではないでしょうか。
 

 もちろん、↑これは三橋定義でございますから、
「いや、国民の豊かさや安全を破壊し、特定のビジネスの利益を追求するのが保守だ」
 と、主張したいならば、正直にそういえばいい。価値観は、個々人で違うでしょうから、「国民を守るのは保守ではない。ビジネスの利益を拡大するのが保守だ」という価値観があっても、別に構いません。


 とはいえ、綺麗ごとを言うのはやめてほしい。
 

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お待たせいたしました。【眠れなくなるほど面白い江戸日本(後編)】がリリースになりました。


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『自民・茂木幹事長「自民党は保守政党と同時に改革政党でなければ」

自民党・茂木敏充幹事長(発言録)
 地球環境の問題をはじめ、課題先進国としての日本の取り組みに世界の関心が集まっている。気候変動、少子高齢化といった困難な課題を、新たな発想や技術で解決していく。
 中国でも、もう少子化は始まっている。いずれ多くの国が直面する課題に、日本が最初に率先して取り組み、解決策を見いだすことで日本の成長力を高め、さらには国際社会における日本の存在感も高めていきたい。
 そういう取り組みを進めるにあたり政権政党の自民党は、保守政党であると同時に政策においても党運営においても、一番の改革政党でなければならない。それが来たるべき総選挙に勝利することにもつながるとの思いで、取り組みを進めていきたい。』

 いや、初めから自民党は「改革政党」でしょ?
 

 (主に)アメリカからの圧力で、国を開き、市場を開放し、公的サービスのレントシーキングを進め、国民の所得や安全を犠牲にし、日本を、
世界で一番企業が活躍しやすい国」(安倍晋三首相(当時)、第183回 施政方針演説より)
 にするべく邁進してきたのが自民党でしょう。


 そもそも、保守の英訳はコンサバティブではなく、メンテナンスであるべきだと思うのです。
 

 当たり前ですが、「国民の豊かさや安全を守る」という目的を達成する上で、各システムが古び、ほこぼれが出るケースはありますよ。それを地道に修繕していくのが保守であり、「抜本的改革を!」などとやるのは、決して保守ではない。


 しかも、「抜本的な改革」の裏には、特定の誰か(ビジネス、財務省など)の私利追求があるわけです。
 

 国鉄民営化以降、「改革政党」である自民党により、日本は「国民の豊かさや安全を守れない国」に落ちぶれた。その自民党が「保守政党」? 笑わせるな、という話なのですよ。


 自民党は、保守政党ではない。改革政党です。
「ならば、他に保守政党があるのか?」
 と、言われると困るのですが、とりあえず自民党は保守政党ではない。改革政党である。


 そして、改革政党「自民党」の政策により、我々の豊かさや安全が奪われてきたという「過去の現実」くらいは、早急に共有したいものです。

 

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