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「来るべき震災に備えよ」(前半)三橋貴明 AJER2023.7.4

 

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安全保障に基づく第二国土軸を!とりあえずは「港湾」だ[三橋TV第730回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/K_JbUQajTz4

 一週間前の九州北部の豪雨災害に続き、秋田市にも記録的な豪雨が降り注ぎ、建物の浸水や道路の冠水が相次ぐ状況になりました。
 県庁所在地で、ここまで被害が拡大するとは・・・・。

ホテル浸水「予想外」 不安訴える秋田市民―大雨
 秋田県を中心とした大雨で、秋田市内では16日も建物の浸水や道路の冠水が相次いだ。住民らからは「予想外」「この後もまだどうなるか」と困惑や不安の声が上がった。
 JR秋田駅近くの「ホテルなにわ」(同市中通)では15日夜から水が流入。従業員の女性(38)によると、1階ロビーが10センチほど浸水し、併設する居酒屋では「膝上まで水が上がった」という。16日昼には水が引いたものの、「ポンプが故障して屋外の蛇口からしか水が出ず、掃除もままならない」と疲れた声で話した。
 周辺は線路下をくぐる道が多く、「復旧のためにホームセンターへ行きたいが、どこもほぼ冠水していて動けない」。今週の予約客には全てキャンセルを申し出たといい、「秋田でこんな雨は聞いたことがない。予想外すぎた」と困惑した様子だった。(後略)』

 もうお気づきでしょうが、日本では洪水や土砂災害を引き起こす豪雨、短時間強雨の回数が増えてきています。
 

 一日当たりの降水量が200mmを越した年間の日数を、1901年~1930年、1990年~2019年で比較すると、直近の三十年は約1.7倍になっている。
 

 さらに、1時間当たりの」降水量が50mm超となる短時間強雨の年間の回数を、1976年~1985年、2010年~2019年で比較すると、直近の十年間で約1.4倍。
 

 それにも関わらず、日本政府は緊縮至上主義の下で、公共事業(治水事業含む)を減らし続けた。
 

 1997年度の治水事業費は、1兆2265億円。2023年度は、8688億円。治水事業費が七割に減っている。
 嘘みたいな現実があるわけです。
 

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江戸時代といえば、士農工商に「身分」が分かれ、閉鎖的な階級社会だったと教えられていませんか? 実際の江戸時代は、意外に流動性が高い開かれた社会でした。想像以上に面白い。江戸時代の真実について知ってください

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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 無論、豪雨災害だけではない。南海トラフ巨大地震、首都直下型地震をはじめ、我々の前には様々な「自然災害という驚異」が存在している。
 

 当たり前の話ですが、平時から「来るべき災害」に備える「支出」をしなければ、実際に非常事態が発生した際に、我々は生き延びられません。自分自身はもちろん、家族や友人が命を失うかも知れない。
 

 それにも関わらず、
「将来の大震災に備えて財政均衡を達成する必要がある」
 などと、真面目な顔で提言する連中が権力を握っているのが、日本国なわけです。


 このままでは、我々は緊縮財政によって殺される。ならば、どうしたらいいのでしょう?
 

 革命やテロといった暴力行為に及ぶわけにはいかないので、政治を動かすしかない。選挙はもちろん、平時から政治家に接触し、国民の声を伝えるしかない。国民の声を伝えるために、連携するしかない(一人でやっても無駄ですよ)。
 

 民主制は、多数決です。多数派の国民が、
「政府は国民を災害から守るために、カネを使え!」
 と叫べば、政治は変わります。迂遠に思えるかもしれませんが、民主制の国民国家に暮らしている以上、他に方法はないのですよ。

 

「政府は国民を災害から守るためにカネを使え!」に、ご賛同下さる方は、

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