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国の富とは何なのか」(前半)三橋貴明 AJER2023.6.27

 

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自民党では「消費税減税」の議論はできないのか?中村裕之議員にぶっちゃけてもらった[三橋TV第723回]中村裕之・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/qA3iEogIzEc

 まさか、ニーメラー牧師の詩をリアルで経験できる日が来るとは思わなかった
 

『ナチスが共産主義者を連れさったとき、私は声をあげなかった。私は共産主義者ではなかったから。
 彼らが社会民主主義者を牢獄に入れたとき、私は声をあげなかった。社会民主主義者ではなかったから。
 彼らが労働組合員らを連れさったとき、私は声をあげなかった。労働組合員ではなかったから。
 彼らが私を連れさったとき、私のために声をあげる者は誰一人残っていなかった。』
 

 インボイス制度は、単に免税事業者(課税売上1000万円以下の事業者)に対する増税です。


 免税事業者は、課税売上の「÷100*10」の消費税を支払い、困窮するか、もしくは課税事業者にならず、発注元から仕事を切られる可能性におびえるか、選択を迫られる。
 

 発注元は、免税事業者からの請求書を課税仕入に入れられなくなり、消費税の増税を甘受するか、もしくは発注先を変えるか。


 あるいは、消費税の増税分を価格に転嫁するか。つまりは、消費者側に負担を押し付けるか。


 免税事業者、発注元、消費者の誰かが損を被る。


「お前ら、せいぜい、損の押し付け合いをしろ」
 という財務省が胴元のデスゲームを戦わせられるのがインボイス制度導入なのですが、恐らくサラリーマンの多くは、「消費者として損をする」可能性など知らずに、
「今まで消費税を懐に入れていた免税事業者が脱税をやめさせられるだけだろ。益税は納税して当然だ」
 などと、無知蒙昧な冷めた見方をしていたかも知れません。


 ご心配なく。次なるターゲットは、貴方です。

 

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江戸時代といえば、士農工商に「身分」が分かれ、閉鎖的な階級社会だったと教えられていませんか? 実際の江戸時代は、意外に流動性が高い開かれた社会でした。想像以上に面白い。江戸時代の真実について知ってください

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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政府税調、税制「働き方の差、是正を」退職金・年金など一体で
 政府税制調査会(首相の諮問機関)は中長期的な税制のあり方を示す答申案をまとめた。働き方が多様になっている現状をふまえて給与、退職金、年金に関わる税制を一体で是正することを提言する。フリーランスや副業といった働き方に影響されにくい税制の必要性を訴える。後略)』

 最も重要な部分は、以下です。

『(引用)現行の所得税は収入から、会社員を対象にした給与所得控除などを差し引いて計算する。同じ収入でも控除が多いほど支払う所得税は少なくなる。
 フリーランスや個人事業主の収入は「事業所得」として扱われ、給与所得のような手厚い控除を受けられないケースが多いと指摘される。たとえば給与所得控除を縮小し、働き方に影響されず所得の金額によって決まる基礎控除を広げるといった選択肢が考えられる。
 答申案は給与所得控除が「主要国との比較において全体的に高い水準」「相当手厚い仕組み」と言及し、縮小の必要性を示唆した。』

 給与所得者(サラリーマン)は、給与所得から「給与所得控除」を差し引かれ、課税されます。政府の税制調査会は、この給与所得控除が「過大である」とのことで、縮小するべきと提言しているのです。


 要するに、サラリーマン増税ですわな。


 あれかな? インボイス制度導入反対派を批判していた人たちは、
「サラリーマンは実際には経費をほとんど使っていないにも関わらず、給与所得控除を受けてきた。益税だ!」
 とか、控除縮小反対派を批判するのかな。


 あるいは、インボイスを導入され、苦境に陥った元・免税事業者は、サラリーマン増税に反対するのかな?

 

  もうやめようよ


 そもそも、日本は増税の必要がないにも関わらず、ひたすら国民同士を争わせ、緊縮財政を強要されている。
 同じ国民が増税で苦境に陥ったのを他人事として放置して置いたら、次に増税されるのは貴方なのですよ。その時、貴方のために増税反対の声を上げてくれる国民は、果たして残っているのかな?
 

「国民を困窮させるあらゆる増税に反対する!」に、ご賛同下さる方は、

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