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日本国民の可処分所得と実質賃金を引き上げるには」(前半)三橋貴明 AJER2023.5.30
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骨太方針２０２３議論開始 何でこんなことに政治パワーを使わなきゃならないんだ！[三橋TV第716回]三橋貴明・高家望愛
またまた少子化問題で恐縮ですが、「事実」に基づく報道が、あまりにもいきなり増え始めたので、びっくりしています。
この報道の変化の切っ掛けは、何だったのでしょうか。気になります。（もちろん、事実が報じられ始めたのは大歓迎ですが）
『「出生数減少」反転のカギは未婚化対策！ 収入と結婚には明確な相関関係も【WBS】
日本の出生数は減少の勢いが止まらず、去年はおよそ77万人と過去最少を更新しました。政府は、若い世代の人口が急激に減り始める、「2030年代に入るまでが少子化傾向を反転できるラストチャンス」として、対策に本腰を入れています。ただ、13日に閣議決定された政府の少子化対策の内容には、不十分な点があるとの指摘も出ています。（後略）』
記事にもありますが、『（引用）未婚が少子化の大きな要因になっているのです。』でございまして、子育て支援は「デフレ対策（※財源が国債の場合）」にはなりますが、少子化対策にはなりません。
何しろ、日本の少子化は非婚化で起きているのです。
それでは、なぜ非婚化が起きているのか。
所得の問題です。給与の問題です。カネの問題なのですよ。
【日本の実質賃金指数の推移（２０１５年＝１００）】
http://mtdata.jp/data_85.html#2015=100
図の通り、日本の実質賃金指数はピーク（１９９６年）比で１５％も下がってしまいました。
国民が貧困化していっている。特に、雇用の不安定化、賃金抑制という形で若い世代にしわ寄せがいっている。結婚が増えるはずがないのです。
「カネで結婚できるかどうか決まるのか！」
などと、わたくしの年齢から上の男性からは反発を買ってしまうかもしれませんが、カネで決まるんですよ。
『（引用）実際に結婚をしている男性の割合を年収別で見てみると、700万円を超える人は9割が結婚している一方、200万円台の場合は3割程度にとどまります。収入と結婚には明確な相関関係が生じているのです。』
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江戸時代といえば、士農工商に「身分」が分かれ、閉鎖的な階級社会だったと教えられていませんか？ 実際の江戸時代は、意外に流動性が高かった開かれた社会でした。想像以上に面白い。江戸時代の真実について知ってください
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
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現実を見よう。草食化だの、女性の意識が変わっただの、「カネ」以外に理由を求めようとする人（特に年配者）が多いですが、確かに影響がゼロとは言わないけど、主因はカネです。
何しろ、東京２３区で出生数が高いのが「中央区」「港区」「千代田区」なのでございます。実際、わたくしは港区のタワマンに住んでいますが、もう「子供だらけ」ですよ。（浅野さんとｓａｙａさんが遊びに来た時、子供で溢れかえる公園を見て、衝撃を受けていた）
それにしても、こうもいきなり「正しい報道」ばかりがなされると、またぞろ「非婚化解消ビジネス」を流行らせたい連中がいるのではないかと勘繰ってしまいます。
『結婚相手紹介サービス「マリッジパートナーズ」会員向けプロフェリエ『パーソナル婚活コンシェルジュ』4月 提供開始～ 各分野のプロが「婚活ファッション」や「自分磨き」などトータルサポート ～
パソナグループで個人向けマンツーマン・プロフェッショナル・マッチングサービスを提供する株式会社プロフェリエ（本社：東京都千代田区、代表取締役 澤村昭夫）は、主に東京・仙台で結婚相手紹介サービスを提供するマリッジパートナーズ株式会社と業務提携し、マリッジパートナーズの会員向けに、プロフェリエに登録するプロフェッショナルが、婚活ファッションやメイクなど婚活全般の悩みや自分磨きをマンツーマンで支援する『パーソナル婚活コンシェルジュ』を、4月5日（月）より提供開始します。』
あ、もうやっていたのね、パソナ。
パソナのビジネスで非正規雇用が増え、非婚化が進み、「非婚化解消ビジネス」を立ち上げたんだ。さすがのマッチポンパー。
でもね、非婚化の原因はパソナなどが跋扈した結果、国民の所得、賃金水準が下がってしまったことなのですよ。
雇用の安定化、実質賃金引き上げのためのビジネスを立ち上げる、というのであれば非婚化解消に貢献するため、「パソナであっても」評価しますけどね、わたくしは。
まあ、やらんだろうなあ・・・。
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