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「我々は今こそ資本主義の本質を知らなきゃいけない」(前半)三橋貴明 AJER2023.4.18

 

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過酷で残酷な消費税 赤字企業は借金して払えっ![三橋TV第705回]安藤裕・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/cOLxbptcj_k

 大手電力会社七社が電気料金の値上げを決定し、経済産業省が認可しました。


 我々は、所得が増えない状況で、支出増を強いられる。またもや、可処分所得の減少。


 可処分所得の減少は、次なる消費を減らすため、またもやデフレ(総需要不足)が進む。


 あるいは、夏に電気代を節約するため、エアコンの使用が減り、健康を害する人が続出するか。


 いずれにせよ、とても「先進国」には思えない状況が続きます。

電力7社の電気代値上げ 正式認可
 大手電力7社の電気料金の値上げについて、経済産業省は正式に認可したと発表しました。
 大手電力7社は、火力発電に使うLNG=液化天然ガスの価格が高騰しコスト負担が大きくなっているとして、去年から順次、経産省に対して家庭向けの電気の「規制料金」の値上げを申請していました。
 経産省は先ほど7社の値上げをすべて認可すると発表しました。(後略)』

 平均値上げ率は、
▼東京電力 平均15.9%
▼北海道電力 平均23.22%
▼東北電力 平均25.47%
▼北陸電力 平均39.7%
▼中国電力 平均26.11%
▼四国電力 平均28.74%
▼沖縄電力 平均33.3%
 と、なっています。最も値上げ率が高いのが北陸電力で、ほぼ四割。
 

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お待たせいたしました!三橋 貴明×茂木 誠氏『特別対談』世界を最も変えてしまった男 ジャン・ジャック・ルソーの真実 (後編)が公開になりました!

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

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【電気代・ガス代の推移(2020年=100)】


http://mtdata.jp/data_84.html#2020=100

 現在、消費者物価で見た電気代は、政府の支援策によりピークから2割下がった状況にあります。


 今回の値上げにより、多くの電力会社で政府支援分が吹き飛ぶことになります。北陸電力は、2020年基準で148になるため、前回のピーク(今年の1月)の131を一割以上上回る。


 改めて、電気代(ガス代も)の推移を見て、怒り心頭に発するのですが、いわゆる「電力改革」は、
「電気代を引き下げるため」
 に行われたのではなかったのか。


 電力改革が始まった頃、我々は「日本の電気代は、所詮は鉱物性燃料の価格で決まる」と、「競争を激化させる」政策に猛反対していました。


 必要なのは、競争激化ではない。安定供給だ。とりあえず、原子力発電所を動かせ。その上で、日本全体の電力安全保障を強化する「改革」ならばともかく、「コスト競争」を激化させ、電力サービスの品質、つまりは電力安定供給を弱体化させるのが電力改革でした。反対して、当たり前でしょ。


 改革を進めた結果、日本の電力の安定供給の基盤が崩れ、さらには鉱物性燃料の価格高騰で、国民が直撃を受けることになった。
 

 経産省(エネ庁)や政治家には、いい加減に電力サービスにおける「競争激化政策」が間違っていたことを認め、「電力安定供給」を実現するために政府がどうするのかを考えて欲しい。
 

 まずは、過去の電力サービスの改革が「間違っていた」ことを認めることから始めましょう。すでに、結果は出ているのです。
 

「競争激化ではなく安定供給を!」に、ご賛同下さる方は、

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