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「我々は今こそ資本主義の本質を知らなきゃいけない」(前半)三橋貴明 AJER2023.4.18
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消費税って「コスト」じゃん!安藤裕先生が暴いた消費税の闇[三橋TV第704回]安藤裕・三橋貴明・高家望愛
時局2023年6月号に連載「三橋貴明の経世論 第74回 供給能力の危機」が掲載されました。
いよいよ、骨太の方針2023の議論が始まります。
昨年の骨太の方針2022では、
「令和5年度予算において、本方針及び骨太方針2021に基づき、経済・財政一体改革を着実に推進する。」(※事実上の予算のキャップ)
を打ち消すために、
「ただし、重要な政策の選択肢をせばめることがあってはならない。」
という文言が加えられたわけですが、完全に無視されました。(※防衛費のみ例外)
何しろ、農業予算、エネルギー対策費すら「全く増えていない」わけですから、「重要な政策の選択肢云々」と文書で載せたところで、「ムダである」ことは明らかです。今の日本で、食料安全保障やエネルギー安全保障の強化を「重要な政策ではない」などと主張する人はいないでしょう。
結局のところ、政府が「2025年度の基礎的財政収支(プライマリー・バランス、以下PB)黒字化目標の達成」を堅持している以上、日本国民を救うためのまともな財政政策など不可能なのですよ。
『少子化対策、財源は国債で 名称にも注文―自民議連
自民党若手有志による「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は18日、少子化対策の財源に国債を充てることを盛り込んだ提言案を大筋でまとめた。政府が6月に策定する経済財政運営の基本指針「骨太の方針」への反映を目指し、党役員らに近く提出する。
提言案では、財源となる国債の名称について、将来世代に負担を先送りするような「誤ったイメージ」を与えないことも要求。具体的には「こども未来投資国債」を提案した。』
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お待たせいたしました!三橋 貴明×茂木 誠氏『特別対談』世界を最も変えてしまった男 ジャン・ジャック・ルソーの真実 (後編)が公開になりました!
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時事の記事には有りませんが、積極財政議連は、
「PB黒字化を最優先にすれば、マクロ経済は毀損し、財政健全化も持続可能なものでなくなる」
として、PB黒字化目標の凍結を提言するとのことです。
もちろん、PB黒字化目標などという、世界で唯一といっても過言ではない「セルフ経済制裁目標」は凍結ではなく、破棄するべきです。
さらには、別に赤字国債だろうが何だろうが、国債発行は「将来世代への負担の先送り」にはなりません。
とはいえ、何しろ1995年の武村正義大蔵大臣(当時)の財政危機宣言以降、ひたすら「財政破綻論」がプロパガンダされ、すっかり国民に「根付いてしまった」状況では、
「PB目標は有害無益だから、破棄」
「少子化対策の財源は普通に国債発行」
とは、「完全に理解している」自民党の国会議員とはいえども、言えない「空気」なのでしょう。
もちろん、その「空気」は錯覚なのかも知れない。「空気」など、無いのかも知れない。
もっとも、現時点で「PB黒字化目標破棄」「少子化対策の財源は国債発行」と主張すると、とりあえずメディア(日経新聞など)が、
「放漫財政!」
「積極財政議連ならぬ、バラマキ議員たちのリスト」
と、アンチ・キャンペーンを行ってくることは確実です。
さらには、自民党内では、宮沢や稲田など、緊縮派の連中の政治力も、まだまだ高い。
「積極財政を訴えても、落選しない」
ではなく、
「積極財政を訴えれば、むしろ当選する」
環境にならなければ、なかなかラディカルに物事が進むことはないのでしょう。
ともあれ、我々には「積極財政を訴えれば、むしろ当選する」世論を醸成することはできます。皆さんが、SNSでコメントすることもまた、立派な政治活動なのですよ。
革命やっているわけではないので、コミュニケーションを通じて、少しずつ変えていくしかない。
なかなか変わらない。それでも、やっぱり変わっている。民主制とは、その程度の制度なのですよ。
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