株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。

「我々は今こそ資本主義の本質を知らなきゃいけない」(前半)三橋貴明 AJER2023.4.18

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「呼びかけ人」に慶應義塾大学商学部准教授 岩尾俊兵先生が加わって下さいました。

また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

 

 

希望ある日本国へ まずは負担が重い社会保険料を無くそうぜ![三橋TV第702回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/CqUr5AysNGA
 

 飢えを解決するために、自らを喰らう生物はいないでしょう。人間を除き。


 日本の少子化は、
1.結婚適齢期世代の所得水準・雇用環境の悪化
2.東京一極集中
 の二つが原因です。


 しかも、東京一極集中が少子化の原因の一つとは言っても、所得水準が高い区(港区、千代田区、中央区)の出生率は高い。信じられないかも知れませんが、わたくしが暮らす港区港南のお隣、芝浦では、9階建ての区立小学校が新設されます。


 東京の低出生率は、一部の区以外の婚姻率の低下、出生率の低下が原因なのです。要するに、所得による格差です。
 

 ちなみに、令和三年の東京二十三区の出生率が一番高かったのは中央区で、1.3。最低が豊島区0.93でした。(東京都全体は1.08)


 つまりは、「1」の所得水準・雇用環境の問題が、東京都(というか東京圏)内で露骨に生じているという話です。東京圏に結婚適齢期世代が流入しても、
「一部の高所得者層は結婚し、子供を沢山作る」
「多数派の低所得者層は、そもそも結婚できず、結婚できたとしても所得制限により子供を作れない」
 という「現実」になっているわけです。


 上記は全て「データ」により証明された事実であり、誰にも否定できません。(この手のデータを示しても、「いや、少子化の原因は女性の意識が変わった云々」「若者の草食化云々」とか言ってくる連中(自称「保守」の連中)は、嫌いです。とりあえず、みんなを豊かにすることを考えようよ。「女性意識」云々は、その後でいいじゃん)


 さらには、消費税が構造上「所得水準低下・雇用不安定化」をもたらすのは明らかなのです。これは、「経理上」そうならざるを得ないので、誰にも否定できません。


 つまりは、消費税導入や消費税増税が雇用環境の悪化、所得水準の低下をもたらし、少子化を加速したのです。(てかな、これ、否定できる人いる? 「女性意識が~」とか、抽象的な、よくわからん理屈を持ち出さずに)

経団連会長、少子化対策に「消費税も」 広がる波紋
 少子化対策が政府の最重要テーマの一つになるなか、賛否両論の反応が沸き起こるのは本人も覚悟の上だったろう。
 経団連の十倉雅和会長が4月末、日本経済新聞社のインタビューで対策の財源について「消費税も当然議論の対象になる」と明言した。直後に公表した提言でも、社会保障制度の改革にあたっては「消費税を含めた税財源の組み合わせも選択肢とすべきだ」と提起した。
 SNS(交流サイト)では関連投稿が相次ぐ。記者が見たところでは「経団連は庶民の敵」といった反発が目立った。一方で「現役世代だけに負担を押しつけるのは違う。正論だと思う」との声もあった。
 十倉氏はかねて「税負担も含め骨太の議論をすべきだ」と訴えてきた。アレルギー反応も大きい「消費税」にあえて触れた背景には、重要な財源に関する国民的な議論が深まらないことへの危機感がある。(後略)』
 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

お待たせいたしました!三橋 貴明×茂木 誠氏『特別対談』世界を最も変えてしまった男 ジャン・ジャック・ルソーの真実 (後編)が公開になりました!

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 もう、根本から議論の前提が違うため、コメントしたくないほどの低レベル。


 そもそも、政権や与党が検討している少子化対策は「子育て支援」「出産支援」であり、少子化の真因である「非婚化」の対策にはなっていない


 加えて、少子化の原因の一つが非婚化であるにも関わらず、「少子化対策に非婚化を促進する消費税」って、まさに「飢えを解決するために、自らを喰らう」です。消費税を増税すると、間違いなく少子化が「さらに加速」します。


 もちろん、社会保険料の増額も、少子化加速です。何しろ、厚生年金は労使折半なので、社会保険料を増やすと企業の人件費負担は増える。そして、「利益と人件費」に課せられる消費税も増える。


 当然ながら、所得水準や雇用環境はさらに悪化し、少子化(というか、非婚化)は加速する。


 一体何なんだ? 日本人って、ここまで「バカ」だったのか?


 と、思わざるを得ない

。 
 少子化対策の財源など、国債発行で良いのです。というか、国債発行以外にはない。


「国の借金を増やすのか~」
 の連中に言ってあげて下さい。明治時代と比べ、日本国政府の債務は4000万倍に達しています。明治時代の日本人に、
「国の借金が4000万倍に増えるぞ~」
 と教えてあげたら、「国の借金で果たする~」とか騒いだかも知れませんね。とはいえ、現実に増えました。4000万倍に。
 で?


 何の問題があったの?


 少子化対策で、政府の負債は増える。そりゃそうでしょ。とはいえ、それは単に「政府から国民への貨幣供給」に過ぎない。結果的に、少子化が改善に向かえば、それでいいんじゃない?


 政府の負債が増えれば、国民の資産が増える。これはもう、地球上で生きている限り誰も逃れられない原則ですわ。


「国民の資産を増やし、少子化対策を行う」
 これで、何が問題なの? 「問題がある!」と主張する人は、普通に頭がおかしいか、そもそも日本国民のことなど何も考えてない。邪な個人的な政治目的があると断定せざるを得ないのですよ。

 

「国民の資産を増やし、少子化対策を行うで問題なし」に、ご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!

本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。

◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。

㈱日本富民安全研究所のブログ絶望の先にはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。