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「我々は今こそ資本主義の本質を知らなきゃいけない」(前半)三橋貴明 AJER2023.4.18
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移民政策に賛成する自民党議員は二度と「保守」を名乗るな![三橋TV第701回]三橋貴明・高家望愛
凄っ!
自民党の「責任ある積極財政を目指す議員連盟」で、ジョセフ・スティグリッツ教授が講演されました。
しかも、いつも通り超人大陸で配信されるようです。凄い時代になったものです。
『スティグリッツ氏「企業投資を喚起し、経済成長を」 自民の積極財政議連で講演
ノーベル経済学賞の受賞者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授は11日、国会内で講演した。自民党の議員連盟の会合で、企業の投資を促し経済を刺激する重要性を説いた。炭素税の導入や法人税率の引き上げを通じて投資を喚起するよう提唱した。
自民党の議員連盟の会合で講演するスティグリッツ米コロンビア大教授(11日、国会内)
グリーントランスフォーメーション(GX)やデジタルトランスフォーメーション(DX)を集中投資が必要な分野にあげた。「緊縮財政は正しい政策でなく経済成長につながらない」と指摘した。
「責任ある積極財政を推進する議員連盟」(中村裕之共同代表)が講演を主催した。スティグリッツ氏は第2次安倍晋三政権以降、経済政策「アベノミクス」について安倍氏と意見交換してきた。』
「緊縮財政は正しい政策でなく経済成長につながらない」
経済成長とは、GDPが増えることです。他に定義はありません。
GDPは支出面で見ると、
◇GDP=民間最終消費支出+政府最終消費支出+民間住宅+民間企業設備+公的固定資本形成+在庫変動+純輸出
になります。
純輸出とは、=財・サービスの輸出-財・サービスの輸入、です。
上記は「統計」であるため、
「政府支出(消費、投資)を増やせば、GDPは成長する」
「輸入が増えれば、GDPは減る」
これらは、どうにもこうにも、地球上の誰にも否定できない「統計」なのでございます。
以前のエントリーで、
「輸入物価が上昇すると、消費者物価が上昇し、名目の消費金額は増える。ただし、輸入は控除項目である為、GDP拡大分は、輸入物価上昇によりオフセットされてしまうのです。」
と、書きましたが、2022年は実際にそうなりました。
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お待たせいたしました!三橋 貴明×茂木 誠氏『特別対談』世界を最も変えてしまった男 ジャン・ジャック・ルソーの真実 (後編)が公開になりました!
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
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【2022年 日本の支出面名目GDP(兆円)】
http://mtdata.jp/data_84.html#2022GDP
輸入物価上昇により、2022年は輸入「金額」が激増し、GDPの純輸出が「マイナス21兆円(純輸入)」と巨額化。物価上昇により民間最終消費支出が増えた分をオフセットしました。(日本史上最大の「純輸入」でしょう)
それはともかく、GDPは足し算なのです。政府が「政府最終消費支出」や「公的固定資本形成」を増やし、消費税減税等で「民間最終消費支出」を拡大させれば、GDPは成長します。
逆に、「緊縮財政」により政府の支出を削り、消費税増税により民間最終消費支出を抑制すれば、経済はマイナス成長になります。もしくは経済成長率が抑制されます。
つまりは、 緊縮財政は絶対に経済成長につながらない。
もちろん、インフレ率が高すぎる、あるいは投機によるバブルが膨張しているなど、「経済の過熱」が問題になっているなれば、「経済成長率を引き下げる緊縮財政」が正しい政策になります。
とはいえ、少なくとも「緊縮財政で経済成長」といった考え方は、「アホ」としか表現のしようがないのです。
結局のところ、本人たちが意識しているか否かは分かりませんが、緊縮財政を主張する者は「反・経済成長論者」なのです。
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