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改訂版「インボイス制度導入は消費税増税に向けた基盤整備である」(前半)三橋貴明 AJER2023.3.7

   

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国民に痛みを強いる「俺、格好いい」の政治家は普通に落選させよう[三橋TV第681回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/ACbz1pn-Az0
 

 かつて、経済のグローバル化や民主「主義」の広がりが、戦争を防止するという説がありました(今もあるのかな?)。


 グローバリゼーションにより、各国が資源や資本財、消費財、市場等について相互依存を進めれば、戦争できなくなる。
 また、民主制の国家同士は、国民が反対をするため、戦争が起きない。
 そして、これが最悪だったわけですが、非・民主制の国家に投資し、市場を開放し、経済的に発展させれば、やがて民主化する(はず)


「経済的依存が深まれば、戦争は起きない」
「民主制の国家同士は戦争しない」
「経済的に発展すれば民主化する」
 上記三つが、現在の戦争の危機(というか「戦争」を)を引き起こした、アメリカン・リベラリズムです。


 現実には、経済的に依存関係が深くとも、戦争します。第一次世界大戦前の英独両国の経済的結びつきは極めて深かった。とはいえ、普通に戦争になりました。
 

 民主制の元祖である古代ギリシャのポリスは、互いに戦争ばかりしていました。大東亜戦争敗北前の大日本帝国は、普通に民主制でした。さもなければ、毎年、選挙で首相が代わるなどということはあり得ません。
 

 そして、日米欧が中国に市場を開放し、投資を進めた結果、どうなったのか。中国がアメリカの覇権に対する挑戦国に成長し、東アジアの軍事バランスが崩れた。日本に防衛安全保障上の危機をもたらした。
 

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壊れた抑止の論理 主要国の安保R&D予算、5年で1.8倍
 焼け焦げた発電所、断ち切られた送電線……。ウクライナの各地で見られる景色だ。ここ数カ月、ロシアによる電力インフラへの執拗な攻撃が激しさを増している。厳しい冬を乗り切るには火力発電所の熱を使ったセントラルヒーティングの暖房が欠かせない。ロシアの非人道的な攻撃が多くの民間人の命を脅かす。(中略)
 ロシアのウクライナ侵攻でもう一つ壊れたのは、経済的な相互依存は紛争のリスクを減らすという世界観だ。米欧日は国際送金網からロシアを締め出し、ロシアは豊富なエネルギーで欧州を揺さぶる。相互依存は相手を傷つける武器としての側面が強まった。(中略)
 グローバリゼーションに伴う相互依存の拡大と技術の革新は、伝統的な安全保障の概念も変えた。経済活動に欠かせない半導体の供給が途絶えれば自国の存立すら危うくなる。開発した人工知能(AI)などの先端技術が他国に軍事目的で使われれば、自国の国民の安全を脅かす。経済と安全保障の垣根は曖昧になった。(後略)』

 経済的な相互依存(というか経済的な依存)は、単純に防衛安全保障を弱体化させただけでした。


 エネルギーについてロシアに依存していた欧州が、どうなったのか? ロシアのウクライナ侵略を受け、経済制裁を決断したところ、自国民が制裁を喰らう羽目になった。もちろん、穀物やエネルギーの輸入が多い日本も悲惨な有様になった。


 結局のところ、世界は「万国の万国に対する闘争」の状態にあるのです。無論、同盟関係はありますが、究極的には「全ての国が敵」なのですよ。
 この現実を無視し、
「日本国民は、恒久の平和を念願し

間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。(日本国憲法 前文より)」
 などとやっていた日には、普通に国が亡びます。


 平和主義も、グローバリズムも、共に亡国の道だった。すでに、結果は出ているんですよ。

 

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