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「貨幣の源は需要である」(前半)三橋貴明 AJER2023.1.31

   

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2月28日(火) 20:00〜 saya × 杉田二郎 配信ライブ

https://in.saya-ohgi.jp/sayalive_230228?cap=saya

 

全ての日本国民に知ってほしい 我々は目の前の膨大な資源を放置してる[三橋TV第669回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/1DHwio_LN5g
 

 本日は電気料金に注目してみたいと思います。
 2020年基準の電気料金は、最近の底が2021年初頭の94。それが、直近では131。
 

 つまりは、およそ40%上昇していることになります。
 

 ここからさらに、(東京の場合は)6月に三割上昇する。指数が170になるわけです。2021年初頭と比較すると、ほぼ「倍」ということになりますね。

【日本の電気料金指数の推移】


http://mtdata.jp/data_83.html#denki

 もちろん、電気料金の上昇は発電の燃料費高騰によるものです。エネルギー自給率を高める努力をしてこなかった「ツケ」が、一気にきた感じですね。


 というか、これこそがまさに「将来世代へツケを残す」というものですよ。
 

 過去に投資を「サボった」結果が、これですわ。
 

 次は、食料が来るのでしょうね、確実に。
 
【所得の流れ】



 問題は二つ。
1.過去に投資を怠った結果、輸入物価上昇の影響をまともに受ける経済
2.外国への所得の流れ(③)が太くなっているにも関わらず、政府が②を細くしないため、国民①が細くなっていっている
 でございます。


 というわけで、政府は短期的には電気代の負担肩代わり(多少、やってはいますが)、長期的には自給率の引き上げをしなければならない。
 

 それにも関わらず、支出を増やしたくない政府は、責任を電力会社に丸投げするしかない。
 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

皇統論第四十九回「後三年の役」、歴史時事第四十九回「オリンピックの起源」がリリースになりました。ぜひ、ご入会下さい。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

岸田首相 “電気料金値上げに厳格審査と抑制策を検討”指示
 4月以降の電気料金の値上げ申請が相次いでいることについて、岸田総理大臣は、日程ありきではなく厳格で丁寧な審査を行うとともに、さらなる料金の抑制策を検討するよう関係閣僚に指示しました。
 平均的な家庭の電気料金は、政府の負担軽減策により、今月請求される分から前の月に比べて2割程度値下がりしますが、燃料費の高騰を受けて、電力会社から4月以降の値上げ申請が相次いでいます。
 岸田総理大臣は、政府の「物価・賃金・生活総合対策本部」の会合で「電気料金などの高騰に対し激変緩和措置を講じているが、今後の見通しに国民や事業者から不安の声が届いている」と述べました。(後略)』

 いや、今後の見通しに国民や事業者から不安の声が届いているのは、お前のせいだから。


 お前が緊縮路線を堅持し、国民を救うために「②を細くする」決断をしないから、こんなことになっているわけ。


 もっとも、構造的にはありがちなパターン。
1.緊縮財政堅持で、政府は国民のためにおカネを使わない
2.非常事態が発生し、国民が困窮している
 上記の1を否定しない限り、政府としては、
「事業者が悪い」
「国民が悪い」
 と、責任を他者に転嫁せざるを得ない。挙句、

3.規制緩和、自由化、民営化が最適解と主張し、構造改革を進める。

 

 そこに、国民が「自己責任論」で乗っかる。
「電気代が高いというならば、使わなきゃいいじゃん m9(^Д^)」
「電気代が払えなくなって辛いって、自己責任じゃね m9(^Д^)」
 というわけです。


 最近、ネットにおいてもこの手の「m9(^Д^) 論者」が増えてきているように思えますが、わたくしは抗いますよ。


 全ての国民を救うんです。それができるのは日本政府しかない。そして、日本政府に「貨幣的制約」は存在しないのです。
 

 貨幣的な制約がない以上、政府は国民を救え。救えないというならば、「お前ら(政治家)」はいらない、と声を大にして訴えていかなければならないのです。
 

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