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「貨幣の源は需要である」(前半)三橋貴明 AJER2023.1.31

   

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嘘つきなのか?バカなのか?インボイス制度議論で見極めつくよ[三橋TV第661回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/ADHE1bUWjGo
 

 2022年、ロシア・ウクライナ戦争の勃発を受け、日本の「真の食料自給率」について考えるようになりました


 日本の食料自給率は、カロリーベースで38%となっていますが、実際にはもっと低い。

Editor's Eyes 食料自給率の実態を暴く!〜コロナ禍・ウクライナ危機で露呈した農業の脆弱性
 2022年、ロシアのウクライナ侵攻と歴史的な円安を受けて、日本農業はかつてない大打撃を受けました。
 紛争の当事国であるロシアとウクライナが、エネルギーと穀物の世界市場でシェアを占めていたことから、化学肥料や穀物飼料など、輸入資材への依存度が高かった農業・畜産分野は、価格上昇の影響が直撃しました。
 国際情勢の見通しが不透明ななか、このままでは日本の農業生産力は空洞化し、食料安全保障はかつてないほど危機的状況にさらされます。
 目前に迫る食料危機について、日本の農業・食料を守ることが安全保障の最優先課題だと訴える鈴木宣弘氏は、「生産者と消費者をつないで、国民一人ひとりが危機に立ち向かう必要がある」と主張しています。注目の連載開始!(後略)』

 鈴木宣弘先生が連載を始められました。第一回で、日本の食料自給率の現状がまとめられています。
・鶏卵の自給率97%⇒飼料自給率12%⇒実際の自給率12%
・野菜自給率80%⇒種自給率10%⇒実際の自給率8%
・牛乳・乳製品自給率61%⇒飼料自給率42%⇒実際の自給率26%
・牛肉の自給率36%⇒飼料自給率26%⇒実際の自給率9%
・豚肉の自給率50%⇒飼料自給率12%⇒実際の自給率6% 
 であるのに加え、化学肥料原料のリン、カリウムが100%、尿素の96%が輸入依存。
 

 しかも、リンと尿素の多くを依存している中国が自国内の需要への対応を優先し、輸出抑制。そこに、ロシア・ウクライナ戦争勃発で、カリについて依存していたロシアとベラルーシが輸出抑制。
 

 日本はあっという間に「肥料不足」の状況になりました。
 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

皇統論第四十八回「前九年の役」、歴史時事第四十八回「大同盟戦争」がリリースになりました。ぜひ、ご入会下さい。

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 肥料原料の価格が二倍になったのは「良い方」で、肥料によっては今後の生産が見込めず、メーカーが価格見込みを出せない種類すらあるのです。
 

 わたくしの知り合いの肥料メーカーの人も、今年は「値上げ」と価格を提示できるものの、来年以降は無理、と言っていました。そもそも、国内で生産できるかどうか分からないためです。


 別に、煽りたいわけではありません。これが、現実です。


 しかも、上記の化学肥料生産や農作業には、一次エネルギーを消費します。石油、LNG、石炭などです。


 日本は一次エネルギーを100%近く輸入に依存しています。となると、実際の食料自給率は、マイナスに突っ込むことになります。


 繰り返しますが、これが現実です。


 現実を認識した上で、
「どうするのか?」
 を考えるのが政治でございますが、政治家が現実を認識できないとなると、そんな国は普通に亡びます。


 そして、民主制国民国家である日本において、「政治が理由で国が亡びた」場合、責任を採るべきは我々日本国民、すなわち日本国の有権者、主権者なのです。


 誰のせいにもできません。
 

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