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「防衛費をめぐり日本の財政議論が始まった」(前半)三橋貴明 AJER2022.12.21

   

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農業は国防だ!もはや洒落にならん日本農業の現実[三橋TV第648回]石原達郎・三橋貴明・高家望愛

https://youtu.be/Ne_VpDFlMRg

 

 三橋TVに農業国防研究所の石原達郎氏をお招きし、農業の「現場」の苦境について語って頂きました。
 農業資材(農薬、配合飼料、化学肥料等)の価格が上昇する反対側で、販売価格は上げられない。
 

 デフレ(需要不足=所得不足)継続で消費者サイドが相変わらず「低価格」を求め、販売業者も農業生産者の値上げを認めない。
 それにも関わらず、農業生産者への農業資材販売価格は容赦なく上がる。
 

 今の状況が続くと、日本の農業の供給能力はひたすら毀損していく。結果的に、誰が困るのか。
 

 もちろん、日本国民です。

肥料高騰止まらず 春肥値上がり影響 11月農業物価指数
 農水省は27日、生産資材や農産物の価格変動を表す11月の農業物価指数を公表した。2020年を100とした指数で、肥料は前年同月を40・3%、前月を3・2%上回る149・6とさらに上昇。円安や世界的な肥料原料価格の高騰による春肥の値上がりが影響したとみられる。
 肥料で使用量が多い高度化成は、前年同月を52・8%、前月を3・7%上回る165・2となった。価格の上昇幅が大きい尿素は、前月を3・4%上回る209・4、塩化カリウムは同12・1%上がって188だった。
 高騰が続く配合飼料は、前年同月を23・9%上回る149・8だった。施設園芸の加温に使うA重油は139・3。2カ月連続で前月を下回ったが、前年同月比は2・7%上回っており、高止まりしている。
 肥料や飼料の高騰が主な要因となり、生産資材の総合的な価格指数は120・9となった。前年同月より10・1%、前月より0・7%上がった。前年同月を上回るのは30カ月連続となる。(後略)』

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

皇統論第四十七回「武士の誕生」、歴史時事第四十七回「ウィリアム三世」がリリースになりました。ぜひ、ご入会下さい。

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 2020年を100とした農業物価指数は、肥料が149.6。高度化成が165.2。尿素が209.4で、塩化カリウムが188。
 また、重油を初めとする化石燃料も高止まりしており、原料、燃料という二つの路線で農業コストが急上昇している。


 それにも関わらず、販売価格が上がらない。
 普通に、廃業が続出することになります。
 

 心底から問いたいのですが、今の状況で農家が廃業することは「自己責任」なのでしょうか。あるいは、自己責任で済ませて良いのでしょうか。 
 

 すでに、アメリカという覇権国が世界の「自由貿易」を保障してくれる時代は終わりました。

 日本は農業資材や化石燃料のみならず、野菜の種、配合飼料、ニワトリの雛も90%以上が輸入依存
 日本食の中心である大豆にしても、自給率はわずかに6%。
 

 日本は外国から毎年300万トンの大豆を輸入していますが、中国の輸入量は何と1億トン。中国がわずかに大豆輸入を増やせば、日本は買い負けすることになるでしょう。
 

 この「現実」を見据えて、政治に声を出してください。
 

 昨年は「まだ間に合う」と言えたかも知れませんが、今年は「もう間に合わない」段階に達することが極めて濃厚なのです。日本の農業は「政治」にしか救えません。

 

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