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「もはや洒落にならない日本の食料危機」(前半)三橋貴明 AJER2022.11.8
   

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一般参加可能な講演会のお知らせ
2023年1月29日(日) 三橋貴明先生の仙台勉強会
http://mtdata.jp/data_81.html#sendai

 

三十数年間も騙されていた!財務省が消費税を導入した驚愕の理由を暴く[三橋TV第634回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/x0ZiBq91BMI
 

 最近、歴史と経済の本を書いたためなのか、現在の日本国民の状況がピューリタン革命やフランス革命、ロシア革命前のイングランド人、フランス人、ロシア人に重なります。もちろん、日本で革命が起きるという話ではないですが、
「実質賃金が下がり続け、国民が貧困化していく」
 結果、人々にルサンチマンが蓄積されていく状況が同じなのです。


 革命勃発には、国民貧困化に加えて「搾取構造を制度的に変えられない」という閉塞感が必要になります。フランスの三身分制や、ロシアの農奴制・帝政などですね。


 日本は、一応、変えられますからね。我々は民主制国民国家の国民なのですから、あくまで「言論」で「多数派を形成する」ことにより変えなければなりませんし、変えられます。

実質賃金7カ月連続減 10月2.6%減、7年4カ月ぶり下落幅
 厚生労働省が6日発表した10月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、1人当たりの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.6%減った。7カ月連続の減少で、マイナス幅は2015年6月(2.8%減)以来、7年4カ月ぶりの下落幅だった。資源高や円安で上昇する物価に賃金の伸びが追いつかない状況が続いている。(後略)』

 先月のエントリーで、
「懸念しているのは、今年、値上げ品目点数が最も多かった月は「10月」であるという事実です。つまりは、10月の実質賃金は、今年、最大の落ち込みになる可能性が高い。」
 と、書きましたが、予想通り、値上げ品目が今年最多になった10月の実質賃金は、大幅に下落しました。
 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

皇統論第四十六回「刀伊の入寇」、歴史時事第四十六回「イングランド大内戦(ピューリタン革命)」がリリースになりました。ぜひ、ご入会下さい。

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【日本の実質賃金指数の推移(対前年比%)】


http://mtdata.jp/data_82.html#RI2210

 実質賃金は、名目賃金を「持ち家の帰属家賃を除く総合」というインフレ率で除して求めます。
 11月以降も、別にコストプッシュ型インフレが収まったわけではありませんので、名目賃金が上昇しない限り、実質賃金の大幅マイナスは、少なくとも今後一年間は続くことになります。


 しかも、来年の4月に小麦の政府売り渡し価格、そして電気料金が大幅上昇することがすでに確定している。
 

 恐ろしいことに、コストプッシュ型インフレはあくまで「輸入物価上昇」が原因で、国民の所得=需要は相変わらず不足し、デフレーションが続いています。
 

 といいますか、今回の実質賃金の大幅下落は、「次の需要」を確実に減らすことになり、日本経済のデフレ化を促進します。この辺りの話は、昨年から日本銀行が予想していた通りです。


 目の前の物価が上昇するにも関わらず、所得=需要は増えない(増えるのは外国の生産者の所得)。国民の貧困化が進む。
 

 政府の出番です。政治家しか、我々を助けられません。
 

 日本国民を救うために最も適切かつ優先すべき政策は何か。もちろん、消費税の廃止です。
 

「政治家は消費税廃止の議論を始めろ!」に、ご賛同下さる方は、

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