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「日本の戦後が終わるとき」(前半)三橋貴明 AJER2022.10.4
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「呼びかけ人」に慶應義塾大学商学部准教授 岩尾俊兵先生が加わって下さいました。

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 明日は18時30分開始「#私がSTOPインボイスの声をあげる理由(わけ)10.26 日比谷MEETING」第一回発起集会に出演します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000110508.html

 

もう洒落にならん!食料危機とエネルギー危機の現実[三橋TV第616回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/xn7JtTbktsg

 


 ロシア・ウクライナ戦争の勃発を受け、第二次グローバリズムが完全に崩壊過程に入り、制裁対象のロシアは持ちろん、グローバリズムに依存していた「持たざる西側先進国(あえて「西側」と書く)」までもが、経済制裁を受けている有様になっています。


 例えばドイツは、ガス卸売り価格が一時は対前年比7倍に高騰し、結果的に最終消費財の価格も跳ね上がっています。当たり前ですが、コストプッシュ型インフレですから、別にドイツ人の所得が増えているわけではありません。単なる、可処分所得の減少です。


 イギリスは、エネルギー消費者価格の高騰が著しく、家庭の光熱費が倍増。さらには、計画停電の可能性が生じています。(この状況で、ガチガチ新自由主義者の首相が誕生しそうな状況とは・・・・)


 さて、日本の危機は今更言うまでもありませんが、三橋TV616回で取り上げたように、こちらもなかなか洒落になりません。


 コメ農家に加え、畜産農家も配合飼料価格の急騰により、
「牛を育ててもペイしない」
 状況に追い込まれつつあります。


 餌代が1.5倍に上昇する反対側で、子牛の販売価格は、何と九割も下がっている。つまりは、配合飼料価格高騰により、子牛を購入して育てても「赤字になる」と判断する畜産農家が増えているということです。

 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

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特別コンテンツ「三橋貴明×大石久和氏 『特別対談』災害死史観の日本は生き残れるのか?(前編)」が掲載されました。

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北海道 肉用子牛価格下落で酪農家打撃
 乳牛から一定数、生まれる肉用の子牛の取り引き価格が北海道で例年の半分以下に下落していることがわかりました。子牛の出荷を収入の一部にしている酪農家に大きな打撃となっています。
 生乳を生産している牧場では、ホルスタイン種のオスや、乳牛と肉牛の交雑種といった乳を搾らない牛が一定数生まれ、こうした子牛は肉用の牛として家畜市場で取り引きされて畜産農家などに育てられたあと、スーパーなどで精肉や加工肉として流通しています。
 全国の市場の取り引き価格をまとめている農畜産業振興機構によりますと、北海道の主要な市場では、乳牛から生まれ、肉用として取り引きされる子牛の価格が軒並み下落しているということです。
 このうち、道内で子牛の取り引き数が最も多い十勝中央家畜市場では、乳牛と肉牛から生まれた「交雑種」の子牛の取り引き価格は、昨年度の平均がおよそ16万円だったのに対し9月はおよそ6万3000円に下落しています。
 さらに、ホルスタイン種のオスの取り引き価格は昨年度の平均がおよそ11万円4000円あまりだったのに対しおよそ1万3000円と大きく下落しているということです。(後略)』

 現在の日本は肥料価格高騰というか「肥料危機」に突入していますが、畜産業の衰退はこの危機を悪化させます。


 農林水産省は、家畜の排泄物を堆肥化し、農地に還元する政策を進めていました。畜産業が衰退すると、家畜の排泄物に由来する肥料もまた、消滅することになります。


 また、畜産業の衰退は、自給率100%の「牛乳市場」もまた、輸入依存にならざるを得ないという話でもあります。


 ちなみに、そもそも配合飼料を外国に依存している以上、カロリーベースの牛乳・乳製品の品目別自給率は25%なのですが、さらに下がることになる。グローバルな乳業メーカーは歓喜すると思いますが


 資源や一次産品(農作物)が「供給されない」状況が始まり、様々なルートで我々の安全で豊かな生活が脅かされている。


 我々の「普通の生活」を守れるのは、政府しかない。その政府が、まともに動かず、我々はコストプッシュ型インフレに苦しめられている。


 結局のところ、政治を軽視し、アメリカ「様」主導のグローバリズムが「永遠に続くさ~」などと世界を舐めていた我々は、今、そのツケを払わされているのです。
 

 政治に声を出そう。繰り返しになりますが、現在の我々の苦境を救えるのは「政治」しかないのです。
 

「政治に声を出そう!」に、ご賛同下さる方は、↓このリンクをクリックを!

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