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「日本の戦後が終わるとき」(前半)三橋貴明 AJER2022.10.4
  

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「ありきたりな個人による卓越した組織」を目指そう[三橋TV第615回]岩尾俊兵・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/kodDkD3HMdc

 

 


 何度も繰り返していますが、為替レートの責任(所管)は「財務省」にあります。ちなみに、為替介入の際に「政府、日銀が介入」と書かれるケースがありますが、日銀はあくまで「オペレーション」をしているだけです。財務省の指示通り、外貨準備を円に両替する「作業」をしているに過ぎません。


 これは、円高介入の場合も同じです。日銀は政府が市場から調達した円を外貨に両替する「作業」はしますが、責任はあくまで日本政府であり、財務省です。
 

 昨日のNY外国為替市場で、円相場が1ドル151円から146円代まで上昇しましたが、これは財務省が為替介入をした結果でしょう。


 つまりは、財務省は円安を「問題」として認識し、管轄下にある特別会計「外国為替資金特別会計」を用いて市場介入をしているわけです。


 それでいいのです。財務省は為替に責任を持っている上に、そもそも外貨準備はそのためにあるわけです。(いつの間にか、1.3兆ドルを超えるまでに膨れ上がっていた)
 

 同時に、財務省は国内における財政拡大政策に際し、
「円安になるから、財政支出の拡大は出来ない」
 というレトリックは使えない、という話でもあります。


 そもそも、散々に財政支出を拡大したアメリカが、「ドル安」ではなく「ドル高」になっています。「財政支出の拡大が通貨安」というレトリックは、成立しないのです。


 さらに、為替の安定の責任は財務省にあるわけで、政治家は財務省から、
「円安になるから、財政支出の拡大は出来ない」
 と言われた際に、
「知るか! そりゃ、お前らの責任だろ。何とかしろ。それはそれとして国民を救うために財政を拡大するぞ」
 と、主張して構わないわけですし、主張するべきなのです。そして、
「アメリカでは~」
 を繰り返して下さい。今こそ、アメリカ「出羽守」になるべきですよ。いや、ホント。

 

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『物価高に対応、総合経済対策に「国費20兆円超」で調整…電気・ガス負担軽減策が目玉
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221022-OYT1T50014/
 政府・与党は、物価高に対応するための総合経済対策に国費20兆円超を支出する方向で調整に入った。与党が来週に最終的な対策の内容と規模を詰め、政府が28日に閣議決定する。対策の裏付けとなる2022年度第2次補正予算案を臨時国会に提出する。(後略)』

 おいおい・・・・。自民党幹部たちが「30兆円」と主張し、「責任ある積極財政を推進する議員連盟」が50兆円を求めているにも関わらず、20兆円って・・・・。
 

 しかも、財務省は20兆円についても、「対象範囲を絞る」「条件を限定する」「手続きを複雑化する」といった手法で、支出を絞り込んでくるに決まっています。


「真水を30兆円」
 と言われても、本当に「国民」に貨幣が渡るのか、怪しまざるを得ないのが現在の日本政府です。額を20兆円に絞るとなると、「国民」に渡る貨幣はさらに小さくなります。
「ふざけるな!」
 という声を与党の政治家に上げてください。
 

 ここで動かないならば、お前らなんかいらない。次の選挙で、お前ら与党の連中は確実に落とすと、脅しあげてください。
 結局のところ、危機感が無い限り動かないというのが政治家、いや人間というものなのですよ。

 

ふざけるな!」に、ご賛同下さる方は、

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