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「日本の戦後が終わるとき」(前半)三橋貴明 AJER2022.10.4
  

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桜田代表幹事がポンド安を理由に財政破綻を煽ったらポンドが急騰した件[三橋TV第613回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/BAbsT0375pE
 

 


 これは、確実に防衛省が意図的にリークを繰り返していますね。すなわち、自衛隊の「共食い整備」問題。

<特報>空自軍用機で部品「共食い」3400件超 整備費不足深刻
 航空自衛隊が航空機を整備する際に部品の在庫が不足し、整備中などで使用していない他の機体から部品を外して転用するケースが昨年度中に約3400件超あったことが16日、防衛省のまとめで分かった。こうしたケースは「共食い」と呼ばれ、使用可能な装備品の割合(可動率)が低下する原因にもつながる。年末に向け、政府・与党が進める防衛力強化に向けた議論にも影響を及ぼしそうだ。(後略)』

 ご丁寧に、最後に自衛官幹部の方のコメントまで掲載していますが、
「共食いは一時しのぎの代替措置で本来あってはならないことだ」
 ごもっともでございます。共食い整備が「日常整備」になってどうする。


 防衛省は、もちろん、共食い整備が常態化している現状に大変な危機感を抱いているのでしょう(実際、危機ですし)。


 なぜ、ここまで共食い整備が常態化してしまったのか。
 装備の高度化や調達単価の上昇に、予算が追い付いていないというわけです。
 

 現在、日本政府は敵基地攻撃能力(反撃能力)の議論を始めていますが、それ以前に「基盤」の立て直しを優先に予算を組んで欲しいです。


 さもなければ、さらに高度な兵器(装備品)を買いそろえた結果、予算が足りなくなり、共食い整備が増加することになりかねません。
 

 無論、防衛安全保障にとって、中長期の計画に基づく兵器の高度化は重要なのでしょうが、
世界最高峰の兵器を揃えたにも関わらず、予算不足で部品在庫がなく修理できず、稼働率が低迷
 といった事態に陥っては元も子もありません(というか、陥っていますが)。

 

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 先日の、国土交通省の「協議運賃制」問題もそうですが、国交省にせよ、地域の「足」を守るべく、財務省の壁を突破しようとしている官僚はいるのです。


 彼らにとってありがたいのは、応援の声ではなく、国民からの批判です。


 財務省ではなく、国交省への批判です。
 

「国民から猛烈に批判されている」
 という世論を武器に、財務省から予算を奪取するべく、奮闘しているわけですね。


 防衛省も、同じなのかも知れません。
 

 というわけで、事項要求の中身が明らかになるに従い、我々は国交省や防衛省、そしておそらくは農水省(エネ庁は今のところ?ですが)など、安全保障強化のために汗をかいている省庁に対し、
「手ぬるい! そんなことで、国民を守れるか!」
 と、批判の声を上げていくべきなのでしょう。各省庁は、「国民の怒り」を武器に、財務省と渡り合う。


 そもそも、政治が真っ当に機能していれば、各省庁が↑こんなことをする必要はないのでしょうが、現実は「財政破綻論」がまだまだ力を持っている。
 

 財政破綻論を否定し、政治家の貨幣認識を正していくと同時に、各省庁に対して「批判」の声も上げていくことが必要なのだと、今回の防衛省の記事を読んで思いました。
 

 というわけで、

 

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