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「日本の戦後が終わるとき」(前半)三橋貴明 AJER2022.10.4
  

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大前研一のあまりにも情けない財政破綻論と、頑張れ!藤巻健史![三橋TV第609回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/I1RLa4h-e1Y

 

 

 日本における積極財政派の拡大に多大なる貢献をした偉大なる矢野康治・前財務事務次官が、日本の財政運営はガラパゴスだとシャウトしていました。

「日本の財政運営はガラパゴス」前財務次官指摘 毎日フォーラム
 毎日新聞社の政策情報誌「毎日フォーラム」のシンポジウムが6日夜、「この国のかたちを問う――これからの財政政策」をテーマに東京都内で開かれ、官界や経済界の関係者約100人が出席した。
 パネリストとして、前財務事務次官の矢野康治氏らが登壇。矢野氏は「日本を除く先進各国は、新型コロナウイルス対策予算などでも増税を含めた財源の確保や財政健全化に取り組んでいる。日本の財政運営は『ガラパゴス』と言わざるを得ない」と指摘。「大型財政出動が必要ならばやるべきだが、財源確保を考えるべきだ」と強調した。』

 さすがに、このご時世で財政出動を否定することはできないようで(根性ねえなあ・・・)、財源確保、すなわち「増税」へと誘導しようとしています。
 いや、財源は国債発行ですよ。簡単だろ?

 

 矢野はつくづく「タイタニック号」だとか「ワニの口」だとか、抽象的な比喩が大好き(具体論語れんからだろうけど)のようですが、実は、
「日本の財政運営はガラパゴス」
 という指摘は、正鵠を射ています。


 何しろ、日本は主要国の中で、コロナ禍でありながら碌に財政支出を増やさなかった、唯一の国なのです。つまりは、棄民国家ガラパゴスです。

 

【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/

特別コンテンツ「三橋貴明×大石久和氏 『特別対談』災害死史観の日本は生き残れるのか?(前編)」が掲載されました。

ぜひ、ご入会下さい。

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【主要国の2021年名目GDP・政府支出対2001年比(倍)】


http://mtdata.jp/data_81.html#bai

 2021年の数字が出そろったため、政府支出と名目GDPを2001年と比較しました。


 意外なことに、2018年のグラフでは政府支出が対2001年比で1.5倍程度だったドイツ、フランス、イタリアの数値が、2倍を超えていました


 つまりは、独仏伊三か国は、国民を救うために大幅に財政支出を増やしているのです。結果、GDPも増えています。


 というか、政府支出(政府最終消費支出と公的固定資本形成)は、GDPの一部です。政府支出を増やせば、GDPも増える。未だにこの因果関係を否定するおバカさんが少なくいないので、もはや笑ってしまいます。


 それはともかく、日本はコロナ禍という国難の最中であってすら、政府支出を碌に増やしていない。


 デフレ(需要不足)の国の政府が支出を増やさないわけですから、デフレギャップは解消せず、名目GDPも成長しない。当然の結果です。


 まさに、ガラパゴスだよな、矢野君。


 ついでに、事実が上記であるにも関わらず、財政破綻を煽り、国民を貧困化させ、国家を凋落させる主張を繰り返す人物が、財政関連の事務方のトップを務めることができるわけだ。お前の存在も、ガラパゴスそのものだよ。


 とりあえず、事実を知り、広めてください。日本政府はコロナ禍の最中(まだ終わっていないけど)でさえ、十分な政府支出をしなかった。


 我々は、棄民国家に暮らしているんですよ。
 

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