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「公共交通インフラの建設計画が必要だ!」(前半)三橋貴明 AJER2022.8.30
  

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熔けた男 井川意高氏をお招きして中国のハニトラについて伺ったぞ[三橋TV第602回]井川意高・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/oFYPqRteeKw

 

 

 1917年、サラエボ事件(オーストリア=ハンガリー帝国のフランツ・フェルディナント大公が暗殺された事件)を切っ掛けに、オーストリア=ハンガリー帝国とセルビアの対立が激化。セルビアを支援するロシア帝国が「動員」をかけ、世界は第一次世界大戦に突入します。
 

 1941年、バルバロッサ作戦発動。ドイツ国防軍がソ連になだれ込み、劣勢に陥ったスターリンは予備役の「動員」を開始。地獄の独ソ戦が始まったのです。


 まさか、二十一世紀にもなり、またもや「ロシアが動員」というニュースを読むことになるとは、思ってもみなかった。
 

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は9月21日、「部分的な動員令」の発動を宣言。この「部分的」が何を意味するのか不明であるため、ロシアの予備役(2500万人もいます)は戦々恐々で、一部でパニック的な「国外脱出」が始まっているようです。
 

 ロシアは、軍務経験のある予備役を30万人招集する計画とのことです。招集されるのはウクライナで必要となる特別技能を持つ人たちだと強調。かなり吃驚してしまったのですが、60歳以上の定年退職者も対象になるとのこと。
 

 さらには、動員令に反対するデモに参加し、拘束された参加者に「召喚状」が手渡されたとか。

プーチン大統領への抗議デモ参加者に軍への召喚状を渡す ロシア報道
 ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」は22日、プーチン大統領が発表した「部分的な動員令」に反対し、警察署に拘束されたデモ参加者に軍への召喚状が手渡されたと報じた。
 モスクワの複数の警察署では、召喚状が拘束者に直接手渡されたという。別の警察署では、近く召喚状が手渡されることになる、と拘束者に告げられているという。(後略)』

 すでにして、トルコ、アルメニア、アゼルバイジャンなどの国々(ロシア人がビザなしで渡航できる国々)に向かう航空便は、満席状態になっています。


 9月23日のモスクワ発イスタンブール行き片道航空券は、プーチン大統領の「部分的動員令」発表前の約350ドルから、2715ドル以上へと急騰しているとのことです。航空券が一夜にして十倍近くにまで跳ね上がる。まさに、世界が変わった印象です。


 その後、ロシアの航空会社は、国防省からの渡航許可の証拠を提示できない18 歳から65 歳の男性への航空券の販売を停止しました。もはや何でもありですわな。
 

 

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 ちなみに、バルト3国とポーランドは、プーチン演説前の9月19日時点で、ロシア人観光客の一部について入国禁止の措置を開始しました。もっとも、ロシア人の反体制派や記者、トラック運転手、難民、EUの住民、欧州にいる家族を訪問する人々は例外となっていますが、今後はどうなるでしょうか。


 ラトビアのリンケービッチ外相は、プーチン大統領が発動した「部分的な動員令」を受け、動員令から逃れてラトビア入国を図るロシア人を「保護しない」との方針を示しました。


 また、プーチン大統領は演説において、
「ロシアの領土の一体性への脅威が生じた場合、国家と国民を守るために、あらゆる手段を行使する。これは、脅しではない。核兵器でわれわれを脅迫するものは、風向きが逆になる可能性があることを知るべきだ」
 と、語っています。明らかに、核による恫喝です。
 

 ロシア・ウクライナ戦争、そして来るべき台湾戦争。日本が繁栄、衰退、どちらの方向に向かうのかは分かりませんが、とりあえず「戦後」が間もなく完全に終わりを迎えるのは確かだと確信しています。
 

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