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「公共交通インフラの建設計画が必要だ!」(前半)三橋貴明 AJER2022.8.30
  

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嘘だろ!平時に共食い整備をする軍隊。韓国軍じゃないぞ![三橋TV第600回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/Ad8W_ioVwEI

 

 

 ロシアのウクライナ侵略は、明らかに日本国も変えました。確かにマクロな財政政策は相変わらず変わっていませんが、国民の「考え方」が変わってきている。これは、極めて重要です。


 戦争は、現実である。当たり前のように入ってきた鉱物性燃料、工業用原料、食料が、突然、輸入困難になる


 我々が生きていくために消費する財やサービスは、それこそバリューチェーンが世界の果てまでつながっている。ということは、そのどこかが「切れた」だけで、我々は生存競争に突入させられる羽目になる


 地産地消の重要性。食料安全保障やエネルギー安全保障は、我々が主体的に守ろうとしない限り、守られない。


 グローバリズムの下では、何しろ「平和」が維持されているわけで、確かに適正価格さえ支払えば、財やサービスは入手できる。とはいえ、グローバリズムとは、特定の国が「軍事力」によって他国に「ルールを強制」しない限り、成立し得ない。 


 特定のルールとは、主に、
1.財産権の保障
2.フェアな市場アクセスの保障
3.契約の遵守
 になるわけですが、2月24日以降、見事に全てが壊れた。


 いわゆる西側諸国はロシアの外貨準備を凍結(1の違反)するわ、ロシアの銀行をSWIFTから排除するわ(2に違反)、プーチン側は欧州へのガス供給を停止するわ(3に違反)、
「あ、それもありなんだ」
 と、愕然とするような事態が頻発しました。


 グローバリズムは、構造的に「覇権への挑戦国」を生み出します。1991年のソ連崩壊以降のグローバリズムは、特に二十一世紀に入って以降、中国の経済成長を助け、アメリカの覇権への挑戦国と化しました。


 覇権国のパワーが弱体化すると、その周辺で紛争が始まる。第一次世界大戦前夜、ドイツという挑戦国の成長を受け、イギリスの覇権が弱まり、オーストリア・ハンガリー帝国とセルビアの汎スラブ主義が激突。結果、サラエボ事件、第一次世界大戦へと繋がります。


 世界は明らかに「大戦争前夜」の様相を呈していながら、日本は相変わらず緊縮財政。自衛隊は、平時に共食い整備をする軍隊に落ちぶれた。

 

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特別コンテンツ「三橋貴明×大石久和氏 『特別対談』災害死史観の日本は生き残れるのか?(前編)」が掲載されました。

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自衛隊の火薬量産へ国が工場建設 弾薬不足に対応
 政府は自衛隊の弾薬不足の懸念に対処するため、国主導で量産体制を整備する。弾薬に使う火薬の生産工場を建設し、製造技術を持つ防衛産業に貸し出して生産委託する。必要量を示して全量を買い取る仕組みを想定する。
 工場は2023年の稼働をめざす。弾薬は弾丸と火薬を組み合わせてつくる。自衛隊は台湾有事に備え南西方面の防衛力を強化する。射程の長いミサイルを1000発超配備する予定で、ミサイルの弾薬不足にも対処する狙いがある。
 厳しい安全保障環境を踏まえ、有事の際の「継戦能力」の確保が課題だ。迫撃砲やロケット弾など火器に必要な弾薬の確保が不安視され、材料の火薬も足りていない。
 政府内の南西諸島に関する試算に基づくと、3カ月の防衛に必要な弾薬のうち確保できるのは現状で6割ほどとされる。2カ月程度で「弾切れ」になる恐れがある。火薬の量産を通じこうした状況の回避につなげる。
 国が主導し生産拠点を設けることで企業の負担を減らす。一連の対応で確保した弾薬は南西方面の自衛隊施設を中心に保管する見通しだ。』

 日本が政府主導で火薬を量産し、弾薬不足を解消することは、当たり前ですが「戦争回避」に繋がります。
 

 戦争が嫌ならば(わたくしも嫌ですが)、武器弾薬の質・量、将兵の質・量、各種兵器(装備品と呼ばれていますが)の稼働率等を高め、仮想敵国(中国)に、
「あ、今、攻めると被害がでかくなる」
 と、思わせる以外に方法はないのですよ。


 何しろ、中国はすでに台湾を軍事的に併合する意志を示しており、問題は「能力」に絞られているためです。


 台湾戦争は、このままでは確実に起きます。起こしたくないならば、日本は軍事力を強化し、中国との軍事バランスを回復しなければならない。バランスオブパワーが「平和」をもたらすことは、残念ながら歴史が証明した事実なのでございますよ。


「中国との軍事バランスを回復し、戦争を回避せよ!」に、ご賛同下さる方は、

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