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「反グローバリズムの日本国民よ連結せよ!」(前半)三橋貴明 AJER2022.7.26
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食料危機は始まっている!国民が飢えるのも自己責任なのか!?[三橋TV第588回]三橋貴明・高家望愛
昨日の三橋経済塾のゲスト講師は、関西学院大学法学部教授の冨田宏治先生でした。三橋経済塾史上、最も怖い講義となりました。
すなわち、大阪と維新の「真相」を語って頂いたのです。
現在、新型コロナウイルス感染症による人口百万人当たりの死者数は、大阪府がトップです。(次いで、北海道、沖縄と続きます)
実数で見ても、何と大阪府は東京都を上回り、全国トップです。
大阪府の人口は882万人。東京都は1396万人ですから、大阪のコロナ死者数が突出していることが分かります。
なぜなのか。
『大阪府、コロナの新規感染2万3098人 28人死亡
大阪府は20日、新型コロナウイルスの新たな感染者を2万3098人確認したと発表した。感染者数は前週同曜日(1万7552人)と比べ5546人増えた。新たに20~90代の男女28人の死亡が判明し、府内の累計死者数は5787人になった。(後略)』
大阪維新の会が大阪府、大阪市の政権を担って以降、容赦なき緊縮財政が推進されました。
赤字の医療機関は廃止。黒字の場合は民営化。
千里救命救急センターへの補助金廃止。
大阪赤十字病院への補助を廃止。
府立健康科学センターも廃止。
府立公衆衛生研究所と市立環境科学研究所を統合縮小。特に、感染症予防の研究や対策を担当する部署をリストラ。
公立病院の医師・看護師(つまりは公務員)を8785人(2007年)から4360人(2019人)に削減。
そして、これが決定的なのですが、保健所などの衛生行政職員数を12232人(2007年)から9278人(2019年)に削減。特に、保健所の「職員」を減らしてしまった。
2020年末のデータによると、人口十万人当たりの保健師数は、大阪府は27.7人(全国平均44.1人)と、ワースト2位です。
ワーストがどこかといえば、26.9人の神奈川県なのですが、神奈川は大阪ほど悲惨な状況になっていない。理由は、保健師数こそ少ないものの、保健所職員数が大阪の五倍もいるからです。
保健所にかかってくる膨大な電話を、神奈川県は保健所職員でこなしている(それで良いのです)。それに対し、大阪府は保健師が電話対応に追われ続ける。何しろ、職員がいない。
そして、「公的医療」の供給能力をひたすら削減してきたため、重症患者の受け入れ能力が乏しい。
さらに恐ろしいのは、この大阪の実態が大阪府民のほとんどに「届いていない」ということです。
維新は、息をするように嘘をつきます。
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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。
http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/
第四十二回「皇統論 藤原純友の乱」「歴史時事 サラーフ・アッディーン」がリリースになりました。
ぜひ、ご入会下さい。
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7月20日、大阪では新規感染者が宿泊療養を希望した際の受け入れ可能な部屋数が「当日入所可能数ゼロ」になりました。
その日の記者会見で、吉村知事は、
「われわれは特に宿泊療養施設の対策を取ってきました。1万室確保しています」
と、言ってのけた。
現場との情報の乖離、という話ではない。維新の政治家は本当に、平気でうそをつきます。彼らにとって「真実」などどうでもいいのです。我々と同じ感覚だと思ってはいけない。
恐ろしいことに、維新の会は未だに「大阪都構想(大阪市を廃止し、四つの区に分割する構想)」について、
「大阪市が無くなるわけではない。何しろ、大阪市の地面が消えるわけではないのだから」
と、説明しているのでございます。
現在の日本には、多数の危機が同時襲来しています。まさに国難ですが、政界において維新が次第にパワーを持ちつつあるというのも、国難の一つなのです。
大阪維新の実態と、なぜ彼らが「選挙に強いのか」について知りたい方は、三橋経済塾第十一期第八回ゲスト講師の冨田宏治先生のご講演を、是非ともご視聴ください。
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