株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。

「財務省が掲載している決定的な証拠」(前半)三橋貴明 AJER2022.6.14
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「HAL YAMASHITA東京 エグゼクティブシェフ 社団法人日本飲食団体連合会 副会長 山下春幸」様が加わって下さいました。

また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

 

 

自民党議員の消費税への「愛」と骨太の方針「2015」の罠[三橋TV第570回]三橋貴明・高家望愛
https://youtu.be/GWA875kKMVQ

 

 

 

 

 参議院選挙が終わりました。
 予想通り、自民党が勝利し、改選過半数を上回りました。
 コストプッシュ型インフレに対する最も適切な政策である「消費税減税」が実施される可能性は限りなく小さくなりました。
 

 減税は行われないとして、歳出拡大の方はどうなるでしょうか。
 政府は今月、各省庁の予算要求ルールである概算要求基準を固めます。

 


 の鼎談で明らかになった通り、岸田内閣の新しい資本主義、および骨太の方針2020に書かれている事業については、本来は、
「ただし、重要な政策の選択肢をせばめることがあってはならない。(骨太の方針2020より)」
 により、上限は設定されない「はず」です。(内閣府の官僚が、そのように答弁しています)


 もっとも、懸念が二つ。
 

 一つ目は、上記二「文書」に記載された政策は予算要求無制限になったとして、
「その分、他の政策の予算を削れ」
 と、トレードオフ発想の概算要求基準になる可能性


 さらには、人事です。骨太の方針に自民党政調が突っ込んだ文章を概算要求基準に適用するためには、やはり「政治力」が必要です。


 特に重要なのが、党政務調査会長ですが、岸田総理は高市政調会長をそのまま留任させるのでしょうか。「栄転」というお題目で別の役職(党幹事長など)に移し、後釜に緊縮財政派を据えることは、十分に予想されます。何しろ、高市氏ら自民党の積極財政派の後ろ盾だった安倍晋三・元総理大臣は、もはやいらっしゃらないのです。

岸田首相、9月初旬にも内閣改造へ 党役員人事も
 岸田文雄首相は10日、内閣改造と自民党役員人事を9月初旬にも行う検討に入った。参院選で目標としてきた、非改選を合わせて与党で過半数の議席を確保する見通しとなったことを受け、自身の看板政策「新しい資本主義」などの政策を進める態勢を整える構えだ。(後略)』

 予想通り、党役員人事も行うという報道が、すでに流れています。
 コストプッシュ型インフレで国民が苦しむ中、緊縮路線に向けた内閣改造、党役員人事が行われる可能性は高いと思います。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

第四十一回「皇統論 平将門の乱-新皇ー」「歴史時事 神がそれを望んでおられる」がリリースになりました。
ぜひ、ご入会下さい。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 さて、今回の参議院選挙で特筆するべき結果は、やはり「参政党」が得票率2%を越し(7月11日10時現在、3.3%)、「国政政党」になったことです。国政政党は、政党助成金を受けることができます。


 また、国政政党の「党首」は、党首討論に参加することになります。
 

 れいわ新選組も得票率4.4%で、何と水道橋博士が当選されました。
 

 神谷宗弊「議員」、水道橋博士「議員」のご両名は、三橋TVにもご出演頂きました。心より、お祝い申し上げます。


 さらに、国民民主党も前回の衆議院選挙と比べ、比例の得票率(前回は4.5%)が6%に上昇したことは、個人的に嬉しかったです。
 

 全体的には遅々とした歩みに思えますが、確かに変化は起きつつあるのです。


 これから三年間、下手をすると一度も国政選挙が無いかも知れない。そして、コストプッシュ型インフレに国民が苦しむ中、自民党は増税路線(少なくとも、インボイス制度は確実に導入されるでしょう)、支出切りつめ路線を進むでしょう。
 

 ポイントは、国民民主党やれいわ新選組などが「困窮する国民」を救うための政策を打ち出しても、それが「困窮する国民」に届かないことです。何しろ、およそ5千万人が投票していない。


 若年層の投票率が低い以上、
「投票しない国民こそが、困窮している国民」
 である可能性は高いと思います。


 この層に、いかにアプローチし、「自分たちを救う政策」を訴える党に投票してもらうのか。色々と考えてみたいと思いますが、とにもかくにも「変化」は起きています。
 

 革命をやっているわけではないので、変化は最初は小さなものです。とはいえ、小さな変化が後に社会を大きく変えてしまうということは、過去の人類の歴史において、何度も起きていることなのですよ。
 

「日本国民を救う「政治」を誕生させよう!」に、ご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!

本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。

◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。

㈱日本富民安全研究所のブログ絶望の先にはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。