株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。

「財務省が掲載している決定的な証拠」(前半)三橋貴明 AJER2022.6.14
  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「HAL YAMASHITA東京 エグゼクティブシェフ 社団法人日本飲食団体連合会 副会長 山下春幸」様が加わって下さいました。

また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

 

 

経団連が始めた構造改革を経団連が終わらせる「君たちはまだ長いトンネルの中」6月17日公開![三橋TV第560回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/6oOqitN0b3k

 

 

 いよいよ本日、池袋HUMAXシネマズ、ユナイテッド・シネマ・アクアシティお台場などで、なるせゆうせい監督、加藤小夏(高橋アサミ)主演、「君たちはまだ長いトンネルの中」が上映開始となります。


 わたくしは宣言通り、チケット100枚購入いたしまして、「必ず観に行く」を唯一の条件に配りまくりました。(ほぼ、はけた)


 本日は、池袋の方で参戦いたしますので、皆様、初日でなくても構いませんので、なにとぞご家族、ご友人をお誘いあわせの上、劇場に足を運んで頂ければと存じます。

【映画『君たちはまだ長いトンネルの中』】


http://mtdata.jp/data_79.html#kimi

 なるせ監督にご出演頂いた三橋TVでも話していますが、とにかく役者さんが素晴らしい! 特に、加藤小夏ちゃんと、「二階堂議員」。二階堂議員、あまりにもインパクトがあるので、記憶力が異様に低く、人の名前を全く覚えられない(※有名)わたくしでも、一発で役名を覚えてしまいましたよ。


 さて、現在の日本国民は、まさに「長いトンネルの中」から抜け出せないでいます。

夏の電力確保、経産相が要請 停止火力の再稼働など調整
 萩生田光一経済産業相は16日、全国の大手電力10社の社長らと電力の需給対策について話し合う会議を開いた。政府は7~9月に7年ぶりとなる節電要請をしており、今冬もこのままでは電力不足になる。萩生田経産相は電力大手に「供給対策に万全を期してもらいたい」と述べた。(後略)』

 いや、原発を停止し、FIT(ほぼメガソーラ)という電力不安定化に貢献する電源を押し付け、発電部門を分離させられ、小売りも自由化させられ、電力サービス全体を不安定化し、大手電力の経営を悪化させ、老朽化火力のリプレイスも不可能とし、挙句の果てに、
「供給対策に万全を期してもらいたい」
 って・・・・。


 もう、大手電力はぶっちゃけていいんじゃないですか? 311後の福島第一原発事故以降の、菅直人内閣の原発停止(しかも不法)要請、FIT導入、安倍内閣の発送電分離、電力自由化という「政策」により、供給を万全にできなくなってしまったのだと。


歴代政権の政策的過ちのツケを、なぜ、自分たちが払わされなくてはならないんだ。いい加減にしろ!
 と。


 電力関連で不安視しているのは、例により無為無策な岸田内閣が、
「対応したフリ(つまりは「要請」)」
 をした挙句、現実的な対応をしないため、電力の供給不足が決定的になり、各地でブラックアウト(大停電)が頻発。
 責任を、「大手電力」に押し付けるのではないかという懸念です。


 そして、最近の日本政府お得意のルサンチマン・プロパガンダにより、国民の多くが大手電力を攻撃。「さらなる改革」が推し進められるという、毎度のパターンですな。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

第四十一回「皇統論 平将門の乱-新皇ー」「歴史時事 神がそれを望んでおられる」がリリースになりました。

ぜひ、ご入会下さい。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 ところで、小麦の政府売渡価格改定は10月ですが、すでにして「米粉」と価格が逆転しつつあるようです。

「出荷段階で小麦粉と価格が逆転」米粉の需給状況は緊急事態【熊野孝文・米マーケット情報】
 農水省の調べによると米粉の製品価格がキロ当たり120円から390円であるのに対して小麦粉の価格は110円程度になっている。この価格は3年度のもので現在どうなっているのかは調べていない。4月から輸入小麦の売却価格が約17%と引き上げられたので、少なくともその分は値上がりしているはずで、実際に小麦粉製品の値上げラッシュが起きている。10月にはさらに輸入小麦の売却価格が値上げされるものと予想されており、今後、小麦粉の価格は上がることはあっても下がることはない。そこでにわかに注目を浴びているのが米粉なのだが、このまま小麦粉代替品として米粉に需要が集まるとそれだけのキャパがあるのかという疑問が涌いてくる。(後略)』

 米粉が小麦に対し価格競争力を持つとなると、当然ながら、
「米粉を増産すれば儲かる」
 ということで、ビジネスチャンスとなります。


 ところが、問題は製粉「能力」です。現状、米粉の製粉能力は(全体で)あまりにも小さい。


 となれば、企業が米粉の製粉に投資をすれば、やはり「儲かる」ということになります。


 この段階でリスクを取り、米粉製粉に投資をし、供給能力を高めることができるのか。デフレという需要不足が続き、経営者の多くが「供給能力が足りない」状況の投資判断をすることなく、すでに四半世紀が過ぎ去っています。


 ある意味、現在の米粉の業界は(輸入小麦価格高騰により)典型的なインフレギャップ状態に陥っているわけです。インフレギャップこそが、「正しい意味」でのビジネスチャンスです。新電力やメガソーラのような、レントシーキングではありません。


 同じような「ビジネスチャンス」が今後、あちこちで発現すると思います。まずは、米粉や「国産小麦」の動向に、注目したいです。
 長い、長いトンネルから抜け出すために。
 

「長い、長いトンネルから抜け出そう」に、ご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!

本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。

◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。

㈱日本富民安全研究所のブログ絶望の先にはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。