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「食団連発足とコストプッシュ型インフレの正体」(前半)三橋貴明 AJER2022.5.3
  

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財務省が掲載した決定的事実 国債を償還している国などないぞ![三橋TV第554回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/hEK5Bxf5CHw

 

 

 元々、骨太の方針とは90年代後半以降の「政治主導」の流れを受け、予算や政策の方針を「政治家」が決めるというお題目になっていました。


 もっとも、実際には2001年の小泉政権発足以降、竹中平蔵が主導する構造改革主義者たちが、自分たちの利益のために「官僚の抵抗」を排除するために活用されました
 

 その後、特に2013年の安倍政権以降、骨太の方針は財務省に乗っ取られ、「他省庁の官僚や政治家を黙らせる」ために使われるようになります。


 というわけで、財務省が財政健全化推進本部を発足させ、骨太の方針に影響を与えようとすることは、「政治主導」という点からも異常なのです。かつての民主党政権期に、
「官僚政治の打破! 政治主導の実現を!」
 と、叫んでいた政治家の皆さんは、現状について怒りをぶつけるべきですよ。

「財務省の代弁者」西田昌司・自民財政政策検討本部長
 「財政健全化推進本部は財政健全化という観点からしかものを言わない。はっきり言ってしまえば財務省の代弁者の方々がやっている」(2022年5月30日、自民党本部で記者団に)
 自民党の財政政策検討本部の西田昌司本部長は30日、同本部の提言書を岸田文雄首相に手渡した。高市早苗政調会長の直轄機関で安倍晋三元首相が最高顧問を務める。西田氏をはじめ積極財政派が名を連ねる。
 一方で財政健全化推進本部は対照的なポジションをとる。基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化目標の堅持を政府に求め、財政再建の旗を掲げ続ける。総裁直轄のこの本部の最高顧問には麻生太郎副総裁が就く。
 西田氏は財政健全化推進本部の議論について「財政と民間経済の両方の視点」が欠けていると指摘した。新型コロナウイルス禍や物価高騰などによる経済活動への影響が長引く中で、党内では歳出拡大を求める声が一層高まっている。』

 

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 そもそも、財政健全化推進本部の提言を、財務官僚の(先日、逮捕された)小野平八郎が主導していた時点で、「財務省主導」なのです。


 しかも、情けないことに財政健全化推進本部の国会議員たちは、自分の考えなどありません。完全に、財務省に言われるがままに発言し、議論したフリをし、提言する、まさに財務省の代弁者です。


 稲田朋美にせよ、鬼木誠にせよ、あの「クズ政治家」共が、なぜ思考停止を「選び」、財務省の言うがままに動くのかといえば、
「そちらの方が出世できる」
 と、考えているためです。


 本当に、ただ、それだけなのですよ。


 ちなみに、積極財政派が財政健全化推進本部に出席し、議論することで気が付いたとのことですが、緊縮財政派は「何も考えていない」というのが現実だそうです。


 彼らは、単に財務省や財務省が選んだ御用学者(吉川、土居、小林、佐藤ら)の意見を「そのまま」繰り返しているだけだったそうです。


 つまりは、昨年来、わざわざ緊縮財政派も招いて勉強会を繰り返してきた、財政健全化推進本部の国会議員たちに対しては、勝ち目がない。
 

 だからこそ、議論ではなく「政治力」で緊縮財政を維持しようとする。


 政治とは、正しい意見が通るわけではありません。
 

 例えば、政治家Aは、政治家Bが大嫌い。そして、政治家Bが積極財政派。となれば、政治家Aは、単にBが嫌いだという理由で、対抗する緊縮財政派に身を置くのです。
 

 本当に、その程度のものなのですよ、政治とは。そこに、「上を目指そう」とかいう、くだらない個人的欲望が加わる。
 

 上記を理解した上で、緊縮派の政治家を容赦なく攻撃してください。一人でやらないで。連携してやってください。


 自民党の政調で骨太の方針が議論されている「今」は、一年で一度のチャンスと言えるのです。

 

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