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「食団連発足とコストプッシュ型インフレの正体」(前半)三橋貴明 AJER2022.5.3
  

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全ての国民に知ってほしい 日本の電力サービスのおぞましき現実[三橋TV第549回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/gPJLB-aEmTQ


 昨日、「積極財政を推進する地方議員連盟」の設立総会が開催されました。(金沢大学教授の村井淳志先生と、わたくしが講演をさせて頂きました)
 場所は衆議院第一議員会館だったのですが、同じ頃、自民党の財政健全化推進本部で「積極財政派」の議員含み、喧々諤々の議論がされていたようです。


 特に問題になっているのは、財政健全化推進本部の提言の、
「財政健全化の旗をおろさず、これまでの健全化目標に取り組む」
 という文言で、これは要するに25年度PB黒字化目標を維持する、という話です。

自民 財政健全派 “黒字化目標 状況に応じ検証” 積極派に配慮
 自民党内で財政健全化を重視する議員らは、政府への提言案を大筋でまとめ、基礎的財政収支を2025年度に黒字化させるとした政府の目標について「財政健全化の旗をおろさない」とする一方、党内の積極財政派にも配慮し「状況に応じ必要な検証を行う」としています。
 財政政策をめぐっては、自民党内で2つの組織で議論が進められていて、今週17日には積極財政派の議員らによる「財政政策検討本部」が、基礎的財政収支を2025年度に黒字化させるとした政府の目標について、十分な検証を求める提言をまとめています。(後略)』

 少し興味深いのは、昨日、電車内の暴行の疑いで逮捕された、財務省の小野平八郎・大臣官房総括審議官(現在は更迭済み)は、「骨太の方針」の担当者だったことです。
 もちろん、「スキャンダル」云々ではなく、単なる偶然なのでしょうけれども。

 

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【経世史論】三橋貴明と「歴史に魅せられて my」がお送りする、経世史論。

http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

第四十回「皇統論 平将門の乱-坂東燃ゆー」「歴史時事 ウクライナ国民共和国」がリリースになりました。

ぜひ、ご入会下さい。

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 さて、財政健全化推進本部の提言では、
「内外の経済情勢などを常に注視しつつ、状況に応じ必要な検証を行っていく」
 と、積極財政派への「配慮」を示しつつ、結局はPB目標について「堅持」となっています。(PB目標とは書いてませんが「これまでの健全化目標」と書いています)


 このままでは、25年度PB黒字化目標が骨太の方針に入ることになるでしょう。。
 

 2022年1-3月期のGDPが公表されました。今回は、「需要不足」を確認するために、四半期ベースの年率換算で見てみましょう。

【日本の名目GDP(四半期ベース、年率換算、兆円)の推移】


http://mtdata.jp/data_79.html#GDP

 日本経済の縮小の始まりは、コロナ禍ではなく2019年10月の消費税増税です。


 増税前と比べると、ちょうど20兆円分、需要(=生産=所得)が小さくなってしまっています。
 

 日本は「少なくとも」年間20兆円規模の需要不足を抱えていることになります。何しろ、増税前は560兆円の生産を実際にしていたわけです。(もちろん、最大概念の潜在GDPで計算すると、需要不足はさらに大きいですが)


 それにも関わらず、自民党では未だにPB黒字化目標を巡る、周回遅れの議論が行われているわけです。溜息しか出てきません。


 いずれにせよ、諦めるわけにもいきません。
 

 PB黒字化目標撤廃の声を上げ続けてください。黙っていれば、ただ「日本政府の国民に対する経済制裁」に苦しめられる日々は終わりません。
 

 声を上げれば変わる、という話ではありませんが、「声を上げないと変わらない」のは間違いないのですから。
 

「国民への経済制裁であるPB目標は撤廃しろ!」に、ご賛同下さる方は、

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