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「安全保障を食べるワニ」(前半)三橋貴明 AJER2022.3.8
 

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「HAL YAMASHITA東京 エグゼクティブシェフ 社団法人日本飲食団体連合会 副会長 山下春幸」様が加わって下さいました。

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災害は終わるが、紛争は終わらない[三橋TV第526回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/cp7PGZbZQJs

 

 

 
 自民党の高市早苗政調会長が、党の会合で年金受給者に向けた5千円給付について、
「いったん白紙にしてゼロベースで見直す」
 と政調幹部に伝えました。

 そもそも、「年金受給者5千円給付」という奇妙な政策は、自民党の茂木敏充幹事長らが言い出したものです。それを、政調が「何言っているんだ」と、ひっくり返した。自民党の「政調」が政策に大きな影響力を持っていることは注目すべきです。

 誤解しないでほしいのは、わたくしは給付系の政策には一切、反対はしません。なぜ、「年金受給者」に絞り、5千円というお年玉レベルの金額にするのか「意味不明」というだけの話です。(自民党の政調が、いかなるレトリックで反対しているのかは、今のところわかりませんが)

 例えば、全国民を対象にした10万円の特別定額給付金をもう一度やる。というのであれば、まだしも納得感があります。

 要するに、給付系の支出をしたという実績が欲しいため、年金受給者を限定に、しかもお年玉レベルの支出という案が出てきたのではないの? という疑念をぬぐえないのです。

 ガソリン税のトリガー条項凍結解除問題も同じですが、最近、「官邸」と自民党の「政調」の方針(というか、政策検討プロセス)の違いが目立ちます。これは結構、重要で、6月の骨太の方針閣議決定の際に、自民党の政調が「PB黒字化目標の維持」と提言することは、まず考えられないためです。
 
 官邸は完全に「財務省の牙城」になってしまっていますが、自民党では(内部情報によると)積極財政派が多数派になりつつある。というか、緊縮派が「緊縮派」とレッテル貼りをされることを嫌がる状況になっている(大いにやってください。稲田朋美は「緊縮派の親中派議員だ!」とか)。

 なかなか、状況が煮詰まりつつあるのです。

日本の財政支出は全然足りない…現金給付を反射的に「バラマキ」と批判する落とし穴
コロナ禍で困っている全員を対象にしてもいいはずなのに
◇健全財政論者の口癖は「打ち出の小づちはない」
 財政支出の仕組みを理解すると、2021年に話題となった矢野康治財務省事務次官の論文が、その出だしからいきなり間違えていることが分かります。冒頭部分を引用しておきましょう。
<最近のバラマキ合戦のような政策論を聞いていて、やむにやまれぬ大和魂か、もうじっと黙っているわけにはいかない、ここで言うべきことを言わねば卑怯でさえあると思います。数十兆円もの大規模な経済政策が謳われ、一方では、財政収支黒字化の凍結が訴えられ、さらには消費税率の引き下げまでが提案されている。まるで国庫には、無尽蔵にお金があるかのような話ばかりが聞こえてきます。〉
 何が間違っているのでしょうか。
 そうです。「まるで国庫には、無尽蔵にお金があるかのような話」というところですね。どうやら、矢野次官は、政府が課税によってお金を徴収して国庫に入れ、それを出して支出しているものと勘違いしているようです。
 浜矩子・同志社大教授も、矢野論文に同調して、「政府も日銀も、カネを振り出す打ち出の小づちを持っているわけではないのである」と書いていました(※)。健全財政論者たちは、「打ち出の小づちはない」「おカネは天から降ってくるわけではない」といった台詞を好んで使います。(後略)』

 

【池田悠 一次資料が明かす南京事件の真実 アメリカ宣教師史観の呪縛を解く】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

中国共産党が「南京大虐殺!」と喧伝する南京事件とは、何だったのか? 実は「日本」や「中国」にのみ注目していると、その真実を理解することは絶対に不可能です。今回、南京事件の真相を「パーフェクト」に暴いた「一次資料が明かす南京事件の真実」を刊行された池田悠氏にご登壇頂きました。「驚愕」としか表現のしようがない「真実」を知って下さい。
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 先日の西田昌司参議院議員の金融財政委員会での質問が画期的だったのは、国会の場で中央銀行(日銀)が、
「国債発行と政府支出は信用創造である」
 という事実を認めたことです。


 政府は国債を発行し、支出することで、国民の預金を増やすことができる。
「そのお金は、どこから調達されたんだ!」
 という話ですが、どこからも調達されていません。単に、「貸借関係」がゼロから生まれたにすぎません。そして、貨幣とは貸借関係。


 国庫には、無尽蔵にお金があるのです。何しろ、貸借関係ですから、政府が「借りる」と決定するだけで、お金はゼロからこの世に生まれます。


 逆に、健全財政論者の方々に聞きたいのですが、我々が「借りる」ことで創出された銀行預金は、いったい「どこ」から調達されたというのでしょう? 


 現金紙幣を「預けた」から、「預金」が生まれるわけではありません(このケースもありますが)。何しろ、現金紙幣の額は120兆円程度、銀行預金は1500兆円を超えます。
 

 現金紙幣を預けたら、預金が生まれる。現金紙幣を引き出すと、預金が消える。ということは、預金と現金紙幣は同額ではならないのでは?


 と、現実を真剣に考えたとき、信用創造(=貸借関係成立による貨幣発行)を否定することは誰にもできません。
 

 この「誰も否定できない事実」を、どれだけ破綻脳の人々にたたきつけるかが勝負になります。
 今、このタイミングで緊縮財政から転換しない限り、我が国に「未来」はないのです。

 

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