株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。

「安全保障を食べるワニ」(前半)三橋貴明 AJER2022.3.8
 

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「HAL YAMASHITA東京 エグゼクティブシェフ 社団法人日本飲食団体連合会 副会長 山下春幸」様が加わって下さいました。。

また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

 

 

平時に公共をビジネス化すれば、非常時も儲かりウハウハ[三橋TV第520回]室伏謙一・三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/xHLnVWmD6No

 


 明日は、3月16日。ロシアの「財政破綻」が迫っています。


 財政破綻とは、国債のデフォルト(債務不履行)です。まあ、財政破綻論者は「財政破綻の定義」を次々に変えてきますが・・・。
 そして、日本国債のデフォルトは、彼の財務省様が仰っているように、
日・米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。デフォルトとして如何なる事態を想定しているのか。
 でございますよ。


 今回のロシアがデフォルトになるのは、外貨建て国債です。ロシアのことだから(98年同様に)ルーブル建てもまとめてデフォルトにしてしまうかも知れませんが。

アングル:ロシア、いよいよ国債デフォルトか 中銀は追加緊急策も
 ロシアにとってのウクライナ侵攻の経済・金融的代償がこれから、いよいよ明らかになっていきそうだ。これまで考えられもしなかったロシア国債の債務不履行(デフォルト)が現実味を帯び、中央銀行のさらなる緊急措置導入が予想される。停止している株式市場も再開したなら暴落間違いなしだからだ。
 侵攻によってロシアは西側諸国から世界金融市場の主要部分へのアクセスを断たれ、1991年のソ連崩壊以来の経済危機を引き起こしつつある。
 次の節目は3月16日に来る可能性がある。ドル建て国債2本で計1億1700万ドルの支払い期限を迎えるためだ。もっともロシア政府は支払わない意向を既に示している。払うならルーブル建てだとしているが、これもデフォルトに等しい。技術的には30日間の返済猶予期間があるが、これはあまり意味を持たない。支払いがなければ、約100年前のロシア革命時以来のロシアの国際的なデフォルトになる。
 S&Pグローバルの首席アナリスト、ロベルト・シフォン氏は「デフォルトはかなり差し迫っている」と指摘した。同社はロシア国債の大幅な格下げを断行している。(後略)』

 当たり前ですが、ロシアにとっての「外貨建て国債」と「ルーブル建て国債」は違います。ロシア政府は外貨は発行できませんが、ルーブルは発行できます。よって、ルーブル建て国債のデフォルトはあり得ない。


 実際、今回、外貨準備の凍結という前代未聞の金融制裁を喰らったロシア政府、プーチン大統領は、
外貨建て国債を、ロシア中央銀行が定めた為替レートに基づき、ルーブルで支払う
 ことを「容認」したわけです。


 うん。その時点で、デフォルトですわ。
 

【池田悠 一次資料が明かす南京事件の真実 アメリカ宣教師史観の呪縛を解く】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

中国共産党が「南京大虐殺!」と喧伝する南京事件とは、何だったのか? 実は「日本」や「中国」にのみ注目していると、その真実を理解することは絶対に不可能です。今回、南京事件の真相を「パーフェクト」に暴いた「一次資料が明かす南京事件の真実」を刊行された池田悠氏にご登壇頂きました。「驚愕」としか表現のしようがない「真実」を知って下さい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

ロシア財務相、利払い「ドル決済難航ならルーブルで」
 ロシアのシルアノフ財務相は14日、ドル建て国債の16日の利払いについて、ドルで決済するよう指示する準備ができていると明らかにした。ただ経済制裁で外貨準備の凍結を受けているため、西側の金融機関による注文の処理が難航する恐れがあるとの見方を示した。「問題がみられた場合はルーブルによる相当額の支払いを15日に準備する」と説明した。(後略)』

 当たり前ですが、ロシアの外貨建て国債保有者は、
貸し出した通貨以外での返済は想定していない
 とのことでございます。そりゃそうです。


 しかも、ルーブルで返済されたとしても、金融制裁下ではドルなどに両替ができません。ルーブルのまま持ち続けると、金融市場が正常化した瞬間に「暴落」の可能性が濃厚なのです。


 それにしても、改めて考えてみると各国の中央銀行が「ロシアの外貨準備を凍結する」というのは、究極的な「市場に対する国家の介入」です。何しろ、ロシア政府の「財産権」を侵害しているのです。
 

 各国の外貨準備凍結により、国家が財政破綻に陥るのは、歴史上、初のケースだと思います(他にご存じだったら、教えてください)。
 

 そういう意味でも、1991年末のソ連崩壊から始まった第二次グローバリズムは、完全に終わった、と、理解するべきなのです。
 今、我々が見ているのは、2月24日の前とは違う世界なのです。
 

「違う世界を見ている」に、ご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!
本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。
◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。
㈱日本富民安全研究所のブログ絶望の先にはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。