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「ネットの資金需要」(前半)三橋貴明 AJER2022.2.8
    

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「HAL YAMASHITA東京 エグゼクティブシェフ 社団法人日本飲食団体連合会 副会長 山下春幸」様が加わって下さいました。。

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悪いことだからクローズドにやるんだろ!自民党「小委員会」の闇[三橋TV第515回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/BXKXZZEt1eA

 

 

 ロシア国債が、日本の財政破綻論者が大好きな「暴落」状態に突入しています。ただし、ドル建て国債ですが。


 ロシアのドル建て長期(47年償還)国債の利回りは、8%から18%へと急上昇。国債利回り上昇ということは、国債価格下落という意味になります。
 すでに、投資家の多くは既発ドル建てロシア国債の購入を制限されており、さらに3月1日からは新規発行ロシア国債の購入も不可能になりました。


 ご存じの通り、国債とは基本的に借り換えされるもので、これは外貨建て国債も同じです。


 ところが、(いわゆる)西側諸国の金融制裁により、ロシアはドル建て借換債の発行も不可能な状況に追い込まれつつあります。


 また、ロシアは比較的、外貨準備が潤沢な国だったのです、何と今回の制裁では、日本を含む主要各国がロシアの外貨準備を凍結。


 これは、強烈です。

ロシア国債が急落 欧米制裁、深まる債務不履行の懸念
 2月28日の欧州債券市場でロシア国債の価格が急落した。ウクライナに軍事侵攻したロシアに対して欧米諸国が空前の大規模制裁に着手し、経済や事業活動の混乱で債務返済能力に懸念が深まっているためだ。豊かな資源の輸出で蓄積されていた外貨準備の信用力にも頼れなくなり、金融市場は債務不履行(デフォルト)のリスクを織り込み始めた。(後略)』

 

【池田悠 一次資料が明かす南京事件の真実 アメリカ宣教師史観の呪縛を解く】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

中国共産党が「南京大虐殺!」と喧伝する南京事件とは、何だったのか? 実は「日本」や「中国」にのみ注目していると、その真実を理解することは絶対に不可能です。今回、南京事件の真相を「パーフェクト」に暴いた「一次資料が明かす南京事件の真実」を刊行された池田悠氏にご登壇頂きました。「驚愕」としか表現のしようがない「真実」を知って下さい。
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 結局のところ、ポイントは供給能力なのです。
 

 供給能力が十分な国は、貿易収支(厳密には経常収支)の黒字が続くため、変動為替相場制を採用したとして、
「通貨暴落!」
 といった憂き目には会わない。


 それどころか、通貨高を防ぐために当局が為替介入すると、外貨が貯まっていく。(これが、外貨準備


 それに対し、供給能力が弱い国は、経常収支の赤字が続き、為替レートが下落傾向となる。となれば、政府が外貨準備を取り崩し、為替介入するしかない。
 

 政府に外貨がないとなると、外貨建て国債の発行に追い込まれることになります。

【主要国の2020年 輸入依存度(%)】


http://mtdata.jp/data_78.html#import

 輸入依存度は、日本、アメリカ、ブラジルが「低さ」を争っています。日本経済は、何気に中国よりも輸入に依存していません。


 レバノンを入れてみたため、他国が低く見えますが、ドイツの30%というのも、相当に高いです。
 

 ロシアはエネルギー、食料を輸入する必要が(ほぼ)ないため、輸入依存度は意外に低い。ということは、少なくともルーブル暴落により輸入物価が急騰したとして、
「国民が飢え、凍える」
 状況には、なかなかならないということになります。


 もっとも、経済は食料やエネルギーのみで動くわけではありません。「普段、普通に変えたもの」の価格が急騰し、ロシア国民は困窮することになります。


 結局のところ、国民経済の根幹は供給能力なのです。中国共産党はそれを分かっており、輸入依存度を着実に引き下げてきました(前は、30%近かった)。


 そして、デフレーションは虎の子の供給能力を破壊するからこそ、最悪なのです。
 

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