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「ネットの資金需要」(前半)三橋貴明 AJER2022.2.8
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13年3月以降の凄まじき「国債の貨幣化」の実態を知ろう[三橋TV第511回]三橋貴明・高家望愛
インフレ率がマズいことになっています。コアコアCPIのマイナス幅が、二十一世紀最大にまで拡大してしまっているのです。
【日本のインフレ率(対前年比%)の推移】
http://mtdata.jp/data_78.html#CPI22Jan
ちなみに、わたくしはインフレ率をコアコアCPI(食料(酒類除く)及びエネルギーを除く総合CPI)で見ています。理由は、デフレ脱却を目指している以上、最も「固い」指標で見るべきと考えているためです。
別の言いかたをするならば、国内の需給バランスのみで決まる指標に「近い」のがコアコアCPIというわけです。
無論、コアコアCPIにしても、輸入エネルギー価格の影響を間接的には受けるのですが、直接的に受けるCPIやコアCPIよりはマシでしょ。
外国から輸入するエネルギー価格上昇を受け、CPIやコアCPIが上昇し、
「デフレ脱却!」
「インフレになった!需要不足は終わった!」
と、主張する人がいたとすれば(さすがにいないと思うけど)、まさに「バカの極み」でございますよ。まあ、いないとは思いますが。
『1月の消費者物価指数 去年同月を0.2%上回る 5か月連続上昇
家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる先月の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が去年の同じ月を0.2%上回り、5か月連続で上昇しました。
原油価格の高止まりで、ガソリンや電気代などの「エネルギー」は、41年ぶりの大幅な上昇となりました。
総務省が発表した先月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が2020年を100として100.1となり、去年の同じ月を0.2%上回りました。
上昇は5か月連続です。(後略)』
【池田悠 一次資料が明かす南京事件の真実 アメリカ宣教師史観の呪縛を解く】
https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/
中国共産党が「南京大虐殺!」と喧伝する南京事件とは、何だったのか? 実は「日本」や「中国」にのみ注目していると、その真実を理解することは絶対に不可能です。今回、南京事件の真相を「パーフェクト」に暴いた「一次資料が明かす南京事件の真実」を刊行された池田悠氏にご登壇頂きました。「驚愕」としか表現のしようがない「真実」を知って下さい。
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報道では、「インフレが進行している」印象を受けてしまいますが、実際に起きているのは「コストプッシュ型インフレ⇒実質賃金低下⇒需要不足」というデフレ化(総需要の縮小)です。
コアコアCPIが低下していっていることが、何よりの証拠。
ちなみに、分かるとは思いますが、我々積極財政派が求めているのは、インフレギャップ化(総需要>供給能力)によるデマンドプル(需要牽引型)のインフレ率上昇です。理由は、デマンド(需要)の拡大とは、GDP三面等価の原則により「国民の所得拡大」とイコールになるためです。
エネルギー価格上昇によるコストプッシュ型インフレが起きたところで、所得は「外国」に向かってしまい、国内の所得上昇が低迷していると、実質賃金は下落します。
結果、さらなる国内需要の低迷を引き起こすことになる。
コアコアCPIの二十一世紀最大となる下落が、「それ」が起きていることを証明しています。
この状況で「金融引き締め」など、絶対にやってはならないのですが、(コアコアではなく)CPIの継続的な上昇を理由に、やりかねないのが日本政府であり、日本銀行です。
エネルギー価格を除いたインフレ率が、大幅な下落になっているという「現実」を、是非とも周知して下さい。
「デフレ化進行中という現実を認識しよう!」に、ご賛同下さる方は、
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