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「ネットの資金需要」(前半)三橋貴明 AJER2022.2.8
    

 

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変わらなければ生き延びられない!「財政ファイナンス」の現実を見ろ[三橋TV第507回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/zEPe37a1XQQ

 

 

 誰かがおカネを借りたとき、誰かがおカネを貸している。
 つまりは、誰かの負債が増えたとき、別の誰かの資産が増えている。
 これはもう、地球上で生きている限り、どうにも逃れられない現実です。


 ということは、政府の負債(政府の借り)が増えたとき、別の誰かの資産(誰かの貸し)が増える。


 上記を理解すれば、
「誰かの資産が増えているから、誰かの負債が増えることが可能」
 などと考えることがどれほど見当違いか、因果関係を逆にしているかが理解できるはずです。
 

 ちなみに、誰かの純資産(=資産-負債)の増加を「黒字」と呼びます。逆に、誰かの純負債(=負債-資産)の増加が「赤字」。
 

 当然ながら、誰かの黒字は誰かの赤字。誰かの赤字は誰かの黒字。
 すなわち、政府のプライマリーバランスの黒字化は、国民赤字化目標。これはもう、絶対に否定できない事実なのです。

インタビュー:より信頼ある財政再建目標を=ムーディーズ日本担当
 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのシニア・バイス・プレジデント クリスチャン・ド・グズマン氏は9日、国と地方を合わせた基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を2025年度に黒字化するという日本政府の目標について、「より信頼のおけるターゲット」が必要と主張した。新型コロナウイルス感染症が拡大する以前から、この目標は非現実的だと指摘してきたと語った。(中略)
 グズマン氏は、コロナ禍の中でも家計や企業の多額な貯蓄が日本の債務を支えていると指摘する一方で、高齢化が進み、良好な調達状況がこの先も持続可能なのか疑問を呈した。同氏は「重要な局面に到達する前に、日本政府は財政再建と積み上がる債務のコントロールに取り掛かることが重要だ」と語った。(後略)』

 プライマリーバランス黒字化目標の無意味さを指摘するのはともかく、
『家計や企業の多額な貯蓄が日本の債務を支えている』
 ムーディーズのシニア・バイス・プレジデントすら、このレベルか・・・・・・・・・・・・。

 

【再掲 三橋貴明×佐藤健志 フランス革命とMMT(現代貨幣理論)】

現在、三橋貴明と佐藤健志による特別コンテンツ「信じがたい歴史的真実!フランス革命とMMT(現代貨幣理論)」がご視聴頂けます。

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

 

【金融機関、非金融法人企業、一般政府、家計、海外の資金過不足(兆円)】
http://mtdata.jp/data_78.html#shikinkabusoku

 今回の資金過不足は、珍しく「金融機関」を入れています。(金融機関には、日銀が含まれます)


 グラフを90度回転すると、ほぼ左右対称になることが分かるでしょ。(なぜ100%左右対称にならないのかといえば、数字の小さいNPOを除いているためです)


 家計や企業の多額な貯蓄(資金過剰)が、日本(政府)の債務(資金不足)を支えている、などということはあり得ません。


 単に、政府が資金不足を増やせば、民間の資金過剰が増えているだけ。


 正しい貨幣観を知れば、
「んなこたあ、当たり前だろ」
 となるのですが、格付け会社のシニア・バイス・プレジデントですら、この有様。


 大げさでも何でもなく、貨幣観の誤りは、「人類の病」です。


 もっとも、「人類の病」への処方箋はすでに明らかなのです。自分の頭で、因果関係を落ち着いて考えてみれば、誰にでも「正しい貨幣観」を理解できる。


 そして、多くの国民が「正しい貨幣観」を理解できるか否かに、我が国の未来がかかっている。急ぎましょう。

 

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