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「ガソリン税の「トリガー条項」の凍結を解除せよ!」(前半)三橋貴明 AJER2020.12.7
    

 

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財政審の吉川洋 まずはお前がアニマル・スピリットを見せろよ! [三橋TV第484回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/8qYvfsiivEA

 

 

 

 自民党の財政政策検討本部で、「財務省」にとって、あってはならない「財政の議論」が始まってしまいました。


 間違ったことを広めるためには、議論をしてはならない。太いチャネル(テレビ、新聞など)で一方的に「財政破綻」というキーワードを送り込み、フィードバックを受けてはいけない。


 財務省は10月まで、この基本を忠実に守っていたわけですが、何をとち狂ったのか、現役の財務事務次官が前面に登場し、「矢野論文」で破綻論を煽ったため、与野党の積極財政派が激怒。(何しろ、選挙前)
 自民党で本格的な「財政の議論」が始まってしまいました

「財務省の完敗だ」矢野論文に積極財政派が反発 膨張止まらぬ予算案
 政府による2022年度当初予算案の編成作業が、大詰めを迎えている。新型コロナウイルス禍で一般会計歳出総額は107兆円を超え、10年連続で過去最大となる見通しだ。「このままでは国家財政は破綻する」-。財務省事務次官が月刊誌に寄稿した「矢野論文」は、自民党など積極財政派の猛反発に遭い、財政膨張に歯止めがかからない。
 「予想外に反響が大きかった。申し訳ない」。東京・霞が関にある財務省の会議室。10月中旬の幹部会合に、審議官や各局の局長ら約30人が一堂に集まった。出席者によると、矢野康治事務次官は、その場で謝罪の言葉を口にしたという。(後略)』

 やはり、矢野はお仲間の財務官僚たちから突き上げを食らったようですね。


 今まで後ろに隠れていた「財務省」が表に出てきてくれたおかげで、我々の戦いもやり易くなりましたよ。
 

 記事の後半で、自民党の財政政策検討本部で、矢野次官を呼ぶべきという意見が出たとのことです。それに対し、
「(財務省事務方トップの)次官を呼ぶ場じゃない」
「呼ぶとつるし上げになる。さすがにやり過ぎだ」
 と反対の声が上がったようですが、ことは「国民の生命・人生」の問題なのです。


 矢野論文が典型ですが、具体性のない「恐怖プロパガンダ」としての財政破綻論が、どれだけの国民の命を奪ったのか。人生を狂わせたのか。

 

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 そもそも、財政政策検討本部は「矢野論文の検証」のために設立されたのです。是非とも、矢野本人を呼び、
「財政破綻の定義」
 について問い詰めて欲しいと思います。


 そして、矢野の口から、
「日本円建て国債の債務不履行はあり得ない」
 を引き出すのです。


 財政破綻論者たちはゴールポスト(財政破綻の定義)を動かしていきますが、とりあえず、
「日本政府が『借金』を返せなくなることはない」
 がテレビで繰り返し流され、国民に浸透すると、
「国の借金は将来世代へのツケの先送り」
 レトリックが効力を失います。


 そして、財政のメトリクスがプライマリーバランス黒字化目標から「インフレ率」に変更され、ようやく消費税減税・廃止や「長期計画」の議論に進むことができるでしょう。
 

 別に、つるし上げろと言っているわけではありません。矢野論文の「内容」が正しいのかどうか、具体的なデータに基づき検証するべきという話です。


 そのためには、矢野本人に持論を述べさせるというのは、実に真っ当なやり方なのではないでしょうか。矢野も、自分が発言できない場で、自説を完全に否定されるのは本意ではないでしょう?

 

「財政政策検討本部に矢野次官を呼ぶべき」に、ご賛同下さる方は、

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