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「地方自治体も貨幣の発行者になれる」(前半)三橋貴明 AJER2020.9.13
    

 

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現場の悲鳴を聴こう 緊縮財政がいかにインフラ整備を阻んでいるのか [三橋TV第458回]三宅隆介・三橋貴明・高家望愛


 自民党や立憲民主党が、「一応」積極財政に転じたわけですが、唯一「小さな政府」路線を貫いている政党があります。むしろ、好きですわ。さっさと消滅しろとも思うけど。

維新・副代表の吉村知事「分配って財源どうするの?増税?借金?そんな無責任な政治ダメ」
 第49回衆院選の公示から一夜明けた20日、日本維新の会・吉村洋文副代表は兵庫県内の各所で精力的に街頭演説を行った。
 維新は兵庫県内12選挙区で、自民に次ぐ過去最多の9人を擁立。本拠地である大阪に近い神戸・阪神間以外での勢力拡大を狙う。
 午後1時半すぎ。白鷺城とよばれる世界遺産・姫路城を正面に見据えるJR姫路駅前で、約1200人(陣営発表)にふくれあがった聴衆を前に、吉村氏は「分配、分配って言うけど、じゃあその財源、どうするんですか?増税ですか?借金増やすんですか?そんな無責任な政治やっちゃダメ!」「分配するって(各党)言いました、ありがたいです、でもお金どこから出てくるんですか?自民党のポケットマネーですか?」と選挙対策と揶揄されるバラマキ政策を批判。「次の世代に借金背負わせてどうするの!」と声を張り上げた。
 国会議員の給与やボーナス、月額100万円の文書通信交通滞在費についても追及。「まぁ~皆さん、僕は腹立ってしょうがないんです。国会議員の皆さん、何と冬のボーナス、もう受け取ってるんですよ、もう(議員の)身分なくなってるのに。なんと、188万円!支払い者、(国民の)皆さんです。おかしいでしょ?!」と切り出すと、集まった人からは「え~っ?!」「え~っ?!」と次々と声があがり、独演会のような様相に。(後略)』

 グローバリズムとは、政策的には緊縮財政、規制緩和、自由貿易のパッケージになります。すなわち、グローバリズムのトリニティ。

【グローバリズムのトリニティ】



 自民党は変な政党で、岸田派(宏池会)は構造改革(規制緩和・自由貿易)に反対しがちな割に、財務省べったりの緊縮路線。
 清和会は緊縮には反対する(上げ潮派って覚えています?)にも関わらず、構造改革はバリバリ推進。


 昨今の日本は、財務省の政治力により緊縮財政が、清和会により規制緩和、自由貿易が推進されるといった感じでした。つまりは、最悪です。


 第二次安倍政権発足時、安倍総理は確かに緊縮の転換をしようとしたのでしょう(恐らく)。ところが、あっという間に財務省の政治力に敗け、妥協のソリューションとして、
「日銀がインフレ目標2%を設定し、量的緩和の継続をコミットする」
 という、風が吹けば桶屋が儲かる理論ならぬ「いわゆるリフレ派理論」の政策が行われました。
 結果は・・・・・・・・・・・・・・・いいよね。
 

 緊縮財政も、規制緩和も、自由貿易も、全て「政府を小さくする」政策です。新自由主義、グローバリズムの真髄は「小さな政府化」なのですよ。
 

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https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

 

 平時はもちろん、非常事態においても「国民を助けない」のが究極の小さな政府です。全ては「自己責任」。
 

 もっとも、菅義偉前総理を見ていたら分かりますが、自己責任ならぬ自助を強調する「小さな政府化」路線は、国民に受けません(当たり前です)。特に、菅はコロナ禍、疫病のパンデミックの最中に自助を強調したわけで、支持率が急落して当然なのです。


 というか、疫病パンデミックの最中においてすら「自己責任」をやられるならば、政府、いらないでしょ。
 

 小さな政府化路線は、特に非常事態の最中(今ですが)には人気が出ない。だからこそ、グローバリストの政治家は「愛国」を叫ぶのです。
 

 何しろ、愛国を叫ぶのはタダですから。政府の支出とも、規制とも何の関係もありません。


 靖国神社に参拝すれば、いわゆる「保守系」と呼ばれる人々が喝采してくれる。それで支持率を高めて、緊縮財政、構造改革。
 まんま小泉ですが、日本のいわゆる保守派は、「経済」について知らず、グローバリズムのトリニティの構造についても無理解であるため、グローバリスト政治家の愛国パフォーマンスにすぐに引っ掛かる


 もう、やめにしましょう。


 現在の日本の政治の本質は「グローバリズムのトリニティ」を転換できるか否かなのです。このままでは、いくら政治家が愛国パフォーマンスを繰り広げたところで、まずは尖閣を奪われ、将来的には中国の属国確定です。


「国会議員の皆さん、188万円のボーナスを受け取ってる!」
 といったルサンチマン・プロパガンダに煽られ、ここまで落ちぶれました。
 

 今回の選挙で「ピボット(転換)」ができると断言する気はありません。それでも、転換の始まりにはしなければならないのです。
 

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