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「内閣府の経済財政に関する試算の恐怖」(前半)三橋貴明 AJER2020.8.2
    

 

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疫病対策のトリレンマ このままでは法治主義が壊れる! [三橋TV第426回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/LjhAEWhMdzY
 

 わたくしは現在の日本を蝕むというか、経済成長、繁栄を妨害している「扇の要」である緊縮財政(政策的にはPB黒字化目標)を打ち砕くため、
「総選挙において、与野党が「財政出動への競争」をする」
「自民党総裁選挙において、総裁候補が財出の議論をする」
 ことが極めて重要と考え、様々な方々と共に活動してきました。


 皮肉な話ですが、コロナ禍という非常事態により、上記の実現性が高まりつつあります


 すでに、複数のメディアが報じていますが、高市早苗前総務大臣が、明後日発売の文藝春秋で、自民党総裁選挙に立候補する意向を表明するとのことです。

高市前総務相、自民総裁選に立候補の意向 月刊誌で表明
 自民党の高市早苗前総務相(60)が、10日発売の雑誌「文芸春秋」9月号で、来月末に迫る菅義偉首相の自民党総裁任期満了に伴う総裁選に立候補する意向を表明する。高市氏は無派閥だが、安倍晋三前首相に近く、立候補に必要な「推薦人20人」を確保できるかが焦点となる。
 高市氏は同誌で、菅氏について「発する言葉からは自信も力強さも伝わらなくなってしまっている」と指摘。「自民党員や国民の信任を受ける機会がなかったからだ」と理由を挙げ、まずは党員が参加する形での総裁選の必要性を訴えた。
 前回総裁選で菅氏を支持したのは安倍前政権の政策踏襲を掲げていたからだとした上で、経済政策「アベノミクス」の柱の一つである財政出動の不十分さを指摘。インフレ率が2%に届くまでは、プライマリーバランス(国と地方の基礎的財政収支)の黒字化目標を「凍結」し、財政出動を優先すべきだとした。(後略)』

 ポイントは、
「コロナ脱却まで、PB黒字化目標を凍結する」
 ではなく、
「インフレ率が2%に届くまで、PB黒字化目標を凍結する」
 と、なっている点です。


 無論、上記の「インフレ率2%」は、消費税増税や資源バブル等による物価上昇ではなく、「需要拡大」によるものでなければなりません。PB黒字化目標を凍結し「財政出動を優先すべき」ですから、当然、そういう話なのでしょう。

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

 

 ところで、PB黒字化目標がある限り、延々と続く消費税増税ですが、先日のチャンネル桜で、前田さんが言っていたことが的を射ていると思います。

【日本の一般会計税収の推移(兆円)】


http://mtdata.jp/data_75.html#zeisyuu


 消費税は本当に恐ろしい税金で、リーマンショックのような恐慌下でも減らない。それどころか、コロナ禍という恐慌下においても「増税をした」ことにより増収になる。


 つまりは、景気がどうであろうとも、国民の生活がどうなろうとも、増税すれば増えるのが消費税なのです。PB目標もしくは「政府を増収にする」ことを目的としている財務省にとって、消費税は本当に「美味しい」のです。何しろ、増税すれば、必ず増収になるわけですから。


 消費税が廃止されれば、財務省には「景気により変動する」所得税や法人税を「増やす」というインセンティブが働くはずです。つまりは、今のようにう一方的な緊縮路線は採れなくなるのです。


 消費税は、財務省を「景気と切り離す」という意味でも、最悪の税金なのです。
 

 消費税は廃止一択ですが、そのためにはPB黒字化目標破棄(最低でも凍結)が必要です。


 そのためには、自民党総裁選挙や総選挙で「財政」に関する議論が行われなければならない。少しずつですが、そちらの方向に進んでいる。


 高市前総務大臣が総裁選挙に立つためには、推薦議員20名が必要です。是非とも、集めて欲しいと思います。


 そして、次の三橋TVのゲスト(8月25日配信分)は、当然ながら・・・

 

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