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「アメリカの大転換と高圧経済」(前半)三橋貴明 AJER2020.7.5
令和の政策ピボット呼びかけ人に「ジャーナリスト 上島 嘉郎様」が加わって下さいました。
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一般参加可能な講演会のお知らせ。
実際に政治家への陳情活動を続けている勇者代表にお越し頂いたよ [三橋TV第422回] 三橋貴明・齊藤拓樹・高家望愛
https://youtu.be/40VJHwxrpL0
概要蘭に「気まぐれひろきチャンネル」と「陳情書」の情報を掲載し忘れたので、とりあえず、こちらに。(後で概要蘭に追加します)
気まぐれひろきチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UChPyY4aj8YjBB300B4MI4Eg
積極的な財政出動による経世済民を求める陳情
http://mtdata.jp/data_75.html#chinjo
さて、2020年度のプライマリーバランス(基礎的財政収支、以下PB)は、当初の見込みから発表の度に小さくなっていき、最終的には56.4兆円にまで「縮小」しました。
つまりは、コロナ・パンデミックという非常事態の中においてさえ、財務官僚はPB赤字圧縮のために「汗を流し」、それなりに成功したことになります。
与野党の政治家たちが「国民を救うため」に三度の補正予算を組んだわけですが、使われなければ意味がありません。挙句の果てに、税収(消費税収)が増え、PB赤字が当初想定より大幅に小さくなりました。
【日本のプライマリーバランス赤字額(左軸、兆円)、長期金利・インフレ率(右軸、%)】
http://mtdata.jp/data_76.html#PB20
予算は組んだものの、使わなかった結果、当然の話として繰越金が史上最大になりました。
『昨年度予算の繰越金、30兆円超の見通し…コロナ対応補正で過去最大に
国の2020年度予算のうち、21年度への繰越金が過去最大の30兆円超に達する見通しとなった。新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、巨額の補正予算を3度組んだが、総額の5分の1前後が執行されずに持ち越された。
例年は5兆円以下に収まることが多く、これまでで最大だった東日本大震災直後の12年度の7・6兆円を大きく上回る。20年度の一般会計の歳出総額は、3度の補正予算によってコロナ禍前に編成した当初予算(102・7兆円)に比べて1・7倍の175・7兆円に膨らんでいた。
国の予算は、年度内に使い切る「単年度主義」が原則で、財政法は、自然災害などやむを得ない理由に限って翌年度に繰り越すことを認めている。秋の衆院選を控え、与党からは繰越金の活用を視野に入れた大型経済対策を求める声が一段と強まる公算が大きい。(後略)』
いや、読売新聞よ。まずは、
「国民を救うために組まれた予算」
が、使われなかったことを批判しろよ。国民を救うために組まれた予算が使われなかったため、国民が苦しみ、自殺を選ぶ国民が増えた。
これが、問題だろ!
【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】
リクエスト多数につき再掲載!
作家・古代史研究家 長浜 浩明【日本人はどこからきたのか?】【邪馬台国はどこにあったのか?】
https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/
繰越金の活用を視野に入れた大型経済対策って、何だよ? 昨年度、組まれた予算はとりあえず使えよ。使い道がない(GoToなど)ならば、給付金に組み替えればいい。
とにかく、国民を救う。という発想が皆無なのが、財務省であり、菅内閣です。
財務省幹部は、
「コロナ禍は何が起こるのか予想できないことの連続。国民に安心してもらうため、十分な予算を手当てする必要があった」
と説明していますが、結果的に昨年度の経済成長率はリーマンショックを超えるマイナス成長で、医療サービスの強化も不十分。挙句の果てに自殺者急増。
足りなかったのは、予算の手当てではなく、政府の支出だ!
予算が十分だったとは言えませんが、それ以上に支出が不十分だったのは明らかです。予算を組んだものの、執行しなかった日本政府は、多くの国民を殺したんですよ。
土居丈郎は、繰越金急増について、
「繰越金を有効活用し、歳出の拡大につながる補正予算はできるだけ抑制するべきだ」
などと、頭のおかしいことを言っています。
繰越金は使え。その上で、国民を救うために大規模補正予算を組まなければならない。それを妨害する土居丈郎、お前も「国民殺し」の一員なんだよ。
「予算を組んでも使わなかった日本政府」に、怒りを禁じえない方は、