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経世済民学_年末特別対談『三橋貴明&安藤裕「日本経済この一年」Part1』
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またまたごめんなさいっ! 全部、ぶっちゃけ女子会トーク!! [三橋TV第343回] 高家望愛・吉田奈央・saya


https://youtu.be/f1TS7cFvlWA

 はるか遠き東の地に、政府の中枢において、大真面目な顔で大人たちが寝言を言い交わす国があったそうな。

日本の財政は極めて深刻、持続可能性の向上重要-日銀総裁
 日本銀行の黒田東彦総裁は26日の衆院財務金融委員会で、日本の財政状況について「極めて深刻であり、財政再建・財政の持続可能性を高めていくことは重要だ」との見解を示した。桜井周氏(立憲民主)の質問に答えた。
 国債買い入れを含めた現在の大規模な金融緩和政策は「あくまでも物価安定目標を実現するため」とし、財政ファイナンスや国債の買い支えが目的ではないと強調。2%の物価安定目標に近づけば、「当然、金融緩和からの出口を検討していくことになる」と語った。
 総裁は、ある程度の長い期間を考えれば、物価動向は貨幣的な現象と指摘。日銀として最大限の金融緩和を実施してきたにもかかわらず、2%の物価目標が実現できていないとの意味で「金融政策に一定の限界があったことは認める。責任を感じている」と語った。』 

【日本政府の長期債務残高とインフレ率・長期金利】


http://mtdata.jp/data_73.html#saimu

 インフレ率も長期金利も「ゼロ」に張り付いている日本の財政が、なぜ「深刻」なのか?
 そもそも財政が極めて深刻とは、どういう意味なのか? 「深刻な財政」を定義してほしいです


 政府の負債残高(貨幣発行残高)が増えているのが「深刻な財政」なのか?
 ならば、世界中の政府はすべて財政が深刻という話になってしまいます。


 アホか・・・・という感想以外が出てこない。
 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

特別コンテンツ「ベルばらに魅せられて」公開中!

http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

 

 また、2012年以降の日銀当座預金(日銀預け金+政府預金)とインフレ率をグラフ化しました。

【日銀当座預金(左軸)とインフレ率(右軸)の推移】

http://mtdata.jp/data_73.html#touza

 

 日本銀行は「貨幣」を発行する際に、国債(主に)と引き換えに日銀当座預金を「増やし」ます。紙幣を印刷するわけではなく、デジタルデータをキーボードで変えるだけです。


 黒田日銀発足以降、日銀は日銀当座預金を約475兆円増やしました。ところが、インフレ率が2%に達したのは、14年の消費税増税時のみ。


 黒田総裁は、桜井周議員の、
「デフレは貨幣現象か」
 という質問に対し、
「通常の場合、物価の動向は貨幣的な現象であり、金融政策がインフレもデフレも防止すべきだと言える」
 と、答えているのでしょうが、そもそも「貨幣現象」「貨幣的現象」って何だ?


 貨幣が増えればインフレになる。貨幣が不足すればデフレになる。という意味以外に考えられないわけですが、ならば上の図を黒田日銀総裁はいかに説明するのか?

 デフレは貨幣現象ではありません。総需要が不足する経済現象です。
 

 総需要とは、消費と投資、純輸出の合計。つまりは、GDPです。
 

 日本銀行は貨幣を発行することが可能ですが、消費や投資を増やすことはできません。政策的にそれができるのは、政府のみです。


 その政府が「財政が極めて深刻で~」とかなんとか言い訳し、緊縮を継続。結果、総需要の不足が終わらず、デフレが続いている。
 

 ただ、それだけのことです。
 

 データを見れば、あるいは少し自分の頭で考えれば誰にでも理解できる話でしょ。
 それにも関わらず、日本の国会では定義が不明確な言葉が用いられ、データに基づかない議論がなされている。
 つまりは、寝言です。

 

 はるか遠き東の地に、政府の中枢において、大真面目な顔で大人たちが寝言を言い交わす国があったそうな。
 

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