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経世済民学_年末特別対談『三橋貴明&安藤裕「日本経済この一年」Part1』
経世済民学_年末特別対談『三橋貴明&安藤裕「日本経済この一年」Part2』

    

 

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藤井聡や三橋貴明ってどんな人? 女子会ぶっちゃけトーク(ごめんなさいっ(汗)) [三橋TV第342回] 高家望愛・吉田奈央・saya


https://youtu.be/-YBO1QoYBhA
 

 さて、改めて日本政府の負債(=日本政府が発行した貨幣)は、1970年と比較してさえ、150倍以上に拡大しています。

【日本政府の長期債務残高とインフレ率・長期金利】


http://mtdata.jp/data_73.html#saimu

 物価上昇の影響を排除しても、58倍です。

【日本政府の長期債務残高「実質値」と物価指数】


http://mtdata.jp/data_73.html#jissitu

 クニノシャッキ~ン、が1970年の名目値で150倍、実質値で58倍に膨らんだのですがこの「ツケ」を我々は払っているのでしょうか?
 そもそも、1970年代以降の日本人が、子孫である我々の借金を増やした、ということになるのか?
 というか、現在の我々は、先人が「こしらえた」借金を返済しているのか? 返済しているならば、日本政府の長期債務残高が減るはずですが、実際には増えている。
 なぜ?  


 しかも、財務省や財政破綻論者は、
「国の借金を増やすと、金利が急騰して(=国債価格暴落)破綻する~っ!」
 と主張し続けていますが、実際には政府が長期債務残高を増やしても増やしても、金利は上がらない。
 なぜ?


 というか、これだけ政府の負債が増えても、金利が上がらない。財政破綻論者の言っていることを、
「おかしいと思わない方が、おかしいよ」


 この「おかしいと思わない方が、おかしいよ」とは、2012年に麻生元総理(当時)が、講演で語ったセリフです。(どこかに映像残っていると思います)


 国の借金を増やせば、金利が上がって破綻すると財務省は言っているけど、実際には金利が下がっていっている。おかしいと思わない方が、おかしいよ。


 と、財政破綻論を否定した人物が、財務大臣として「国民殺し」の先頭を走っている。
 

【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】

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http://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

 

麻生財務相「後世の借金増やすのか」 10万円の再支給を否定
 新型コロナウイルスによる経済悪化を受けた現金10万円の定額給付金の再支給について、麻生太郎財務相は22日の閣議後記者会見で「(給付金は)国の借金でやっている。後世の人たちにさらに借金を増やすのか」と述べ、改めて再支給に否定的な考えを示した。
 記者から再支給について「インターネット上で支援を求める声が出ている」との質問が出ると、麻生氏は「あなたのために、ご子孫の借金を増やしていくということなのかと(報道機関から)言ったらどうか」と答えた。(後略)』

 麻生大臣の言い方が最低なのは、
「あなたのために、ご子孫の借金を増やしていくということなのか」
 と、支援を求める国民を「将来のことを考えない無責任論者」としてのイメージを植え付け、印象を操作し、支援を拒否していることです。


 政府の責任(安倍政権)で新型コロナウイルス感染症のパンデミックが起き、政府の要請で自粛し、所得が激減し、生きていけなくなり、支援を求めると、
「お前は将来世代のことを考えない最低な奴だ」
 と、財務大臣に切り捨てらるわけです。
 

 腐っています。とことん、腐っています。


 さらに最低なのは、麻生大臣は間違いなく(相対的に)正しい貨幣観を持っているという事実です。何しろ、講演ではわたくしと全く同じことを喋る。

【国家観と貨幣観】


 つまりは、国家観がない、という話です。

 まあ、助けを求める国民を「お前は無責任論者か」の一言で切り捨てられる人物が、国家観、共同体意識を保有しているはずがないのですが。


 麻生太郎財務大臣。あなたは2009年にPB黒字化目標を棚上げし、財務省から恨みを買い、メディアから執拗に「印象操作」の総攻撃を受けましたよね。
 あなたが、現在、支援を求める国民について、
「あなたのために、ご子孫の借金を増やしていくということなのか」
 と発言し、「無責任な人間である」との印象付けを図っているのは、まさに2009年にメディアが、あなたに対してしたことと同じなのですよ。
 

 麻生太郎、恥を知れ!

 

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