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「落選させるべき自民党議員(前半)」三橋貴明 AJER2020.8.4
令和の政策ピボット呼びかけ人に、高橋あさみ様(私立Z学園高等学校 1年4組 16歳)が加わって下さいました。
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消費税減税への道(絶対にサムネ詐欺だと思ったでしょ?)[三橋TV第271回]
https://youtu.be/QUliXY58zk0
予想通りと言えば予想通り。「まさか」と言えば「まさか」。
『「消費増税中核に」 政府税調、財政悪化を懸念
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080501143&g=eco
政府税制調査会(首相の諮問機関)は5日、ウェブ会議方式で総会を開催した。会合では新型コロナウイルス対応で財政悪化が一層深刻となっていることを懸念し、「消費税増税を中核に据えた、骨太の議論が必要ではないか」といった意見が出た。
総会を開くのは今年1月以来。出席委員からは「次世代の負担を増やさないため、どういう税収確保が望ましいか議論する必要がある」などの指摘が相次いだ。』
もう、本当に↓このレトリック、許せない。
「次世代の負担を増やさないため」
いや、お前たちの緊縮財政路線、政府支出削減、繰り返される消費税増税により、
「国民が貧困化し、災害や疫病などの非常事態の際に生命や財産を失う」
という形で、「現世代」がツケを支払わされているんだよ。
97年以降のに緊縮財政に賛成した政治家が、現世代の負担を思いっきり増やしてくれたというのが真実です。
特に、過去の緊縮路線に責任を持たない若い世代には、本当に申し訳ない。我々の世代が生み出した政治家が、緊縮路線を強行し、罪のない若い世代が苦しんでいる。
ちなみに、わたくしは別に若い世代に媚を売りたいわけではなく、「単なる事実」であるから↑こう書いております。
それにしても、第二次世界恐慌の真っただ中において、
「政府の新規国債発行は、単なる政府貨幣発行」
であるという事実が知れ渡り始めたにも関わらず、未だに、
「消費税増税を中核に据えた、骨太の議論が必要ではないか」
と、古臭い、しかも散々に失敗した政策を口にできる奴がいるわけです。時事通信には、「誰」が言ったのか、是非とも固有名詞を出して欲しい。(わたくしに情報が入ったら、すぐに公表します)
【三橋貴明の音声歴史コンテンツ 経世史論】
http://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
※特別コンテンツ、近現代史研究家・林千勝先生【大東亜戦争の真実~近衛文麿の野望~】が視聴可能となりました。
ところで、三橋TVの8月14日配信分で、最新の「日本国家(※「政府」ではない)のバランスシート」を使用していますので、掲載しておきます。
【2020年3月末時点 日本国家のバランスシート(兆円)】
http://mtdata.jp/data_71.html#BS20Mar
バランスシートを使えば、「誰かの負債は、誰かの資産」であることが一目で分かります。貨幣とは「債務(負債)と債権(資産)の記録」でございますので、政府や中央銀行、民間銀行が貨幣を発行すると、バランスシートの借方と貸方が同時に増えます。
愚かな政治家たちは、貨幣創出のプロセスを理解せず、
「今はまだ家計の金融資産があるから、政府は国債(負債)を増やせるが、高齢化で家計が預金を取り崩すと、借りるカネが無くなって破綻する!」
と、「貨幣のプール論」そのままのレトリックを信じ込んでおり、
「今のうちに家計の金融資産を奪い取り、政府の国債を減らさなければならない。そうだ、消費税増税だ!」
と、支離滅裂な政策を普通に「正しい」と思い込むわけです。
お分かりでしょうが、政府は国債発行時に、家計の金融資産「から」借りているわけではありません。むしろ、話は真逆で、政府が国債を発行すると、家計の金融資産が増える。
実際、第一次補正予算で政府が12兆円分の国債を発行し、特別定額給付金を実施した結果、家計の金融資産は増えたでしょ? 皆さんの銀行預金の口座の数字が、10万円(x家族の人数)増えたでしょ。
お分かりでしょうが、特別定額給付金は、
「政府が国債発行で日銀当座預金を銀行から借り、銀行に「振込指示」し、銀行が皆さんの口座の残高をキーボードで増やし、銀行預金という「負債」が増えた銀行に、政府の日銀当座預金が移ることで決済」
というプロセスでございまして、「モノ」としての貨幣は全く動きません。動くのは、情報だけです。そもそも、貨幣とは「債務と債権の記録」あるいは「貸借関係」を意味する「情報」である以上、当たり前なのです。
ちなみに、最後に「銀行に政府の日銀当座預金が移ることで決済」するとは言っても、別にモノとしての貨幣は動きません。日本銀行が、銀行の日銀当座預金残高を増やし、政府側を減らすだけです。指先一つで、パパパパパ~ンッという感じで、兆円単位の決済がなされます。
貨幣の仕組みは、真剣に考えれば誰にでも理解できるタイプの「知識」です。わたくしは「相対性理論」を何度読んでもさっぱり分かりませんが、貨幣は分かります。
皆が理解できる知識を共有する。その上で、消費税増税といった狂った緊縮路線を終わらせ、正しい財政政策が可能な国に「改革」する。
これこそが、真の意味の「次世代に負担を残さないための改革」なのでございますよ。
「次世代に負担を残さないための改革を!」に、ご賛同下さる方は、